がんこ八代目 東京・末広町 ※閉店





周辺の大雨が懸念される台風8号の影響だろうか、降雨は見られないものの朝からやや強い風が出ていた、そんな七月文月前半の休日木曜日だった。

そんな本日は午前中久しぶりラーメン仲間の東洋整体を営む某氏のもとへ伺い、最近やや不調となって来た腰周りをラーメン談義に花を咲かせながら整体して頂き、それが済んだ後に予定通りこちらの店頭へやって来た。

幼少の頃に骨折した左足が歳を重ねて周囲の筋肉がやや縮んだ関係で腰にもきている感じだったがお陰で随分歩き易くなり、結構歩いたもののそう疲れることもなく到着した。

この陽気もあって店先の券売機で夏季限定となる、しそ風味と添え書きされていた冷やし塩ラーメンのボタンを醤油中間のチョッテリの念を抑えながらも選んだ。

以前と同じように牛の骨がぶら下がっていて、入口の上には以前は無かった「がんこラーメン」のロゴがあった。以前は券売機も店名も無かったこちらだけに驚いた。

さっそく入店すると数人が居る、5年ぶりのフロアが広がっていた。変わらぬ北沢店主と変わらぬ近藤さんの名コンビと言えるお二人が、TVドラマ「相棒」なみに今日も厨房におられて思わずご挨拶した。

中ほどやや奥寄りのカウンター席に腰掛け、チケットを手渡して世間話しに花が咲いた。

かなりのラーメン激戦区となった末広町周辺だが、私から3倍くらい増えたと言うと、店主が直ぐにもっと増えたと言う言葉が返って来た。

直ぐ傍の壁面に変わらぬ白い店内暖簾があり、ふと見るとその横に店主が自らしたためたであろう書が飾られてあった。

見ると「きょうも又咲くか咲かぬか我がスープ 咲かせて見せようがんこ花」と記されていた。

また目の前には半熟味玉があり、一個百円でいい艶をしてタレにぷかりと浮かんでいたので、思わず百円を差し出して味玉をお願いした。

ふと店内の直系図に目が止まり、八代目とは言え、もう家元のすぐ下になるのでしょうとお聞きすると、みんな随分年をとってしまいそうなってしまったとのことだった。

撮影した直系図を後でよく見てみると、それは「客分」「直参」「若衆」等と分かれていて、ちなみに八代目の左手には十一代目店主三田毅氏の氏名が連なっていた。

そして八代目の右手を見ると初代が世田谷・等々力のあすなろ店主で、二代目が福井市のがんこラーメン雅店主らしくそんなお二人の氏名が記されていた。

さらに付け加えると、その貼られた直系図の右下には、キレキレダンスで今話題のふなっしーのマスコット人形が吊るされてあった。北沢店主も好きに違いない。程なく到着。

長方形の海苔と赤い梅干しが二つずつ入って来るそんな冷やし塩ラーメンだが、なんと味玉まで二つ入っており、五年ぶりに訪れた記念の粋なサービスと言うところらしかった。

思わずお礼の言葉をお伝えしてそれではと行かせて貰えば、それはもう素敵でなかなかの美味しさが実にたまらないもの。

こうなれば久しぶりだが、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。鶏ササミ肉の風情に味玉ももちろん美味しく、それだけに気がつけば完食だった。

隣りでは常連さんと店主のたわいない世間話しが聞こえて来て、相も変わらぬ居心地のいいこちらと言うしかなかった。

いや、かなりとんでもなく絶大に壮大に途轍もなく何処までも果てなく素晴らしく良かった。

(左フォト) 店頭/夏季限定・冷やし塩ラーメン+半熟玉子/店内奥の暖簾 (2014.07.10)


 元祖一条流八代目 がんこラーメン

 住所:東京都千代田区外神田3-7-8  TEL03-3253-1766

 定休日:日曜・月曜・祭日 営業時間:11:30〜16:00/17:00〜19:00

 アクセス:東京メトロ銀座線末広町駅下車。中央通りから蔵前橋通りを本郷方面に70m程歩いた
       左側。骨がぶらさがっているのが目印。秋葉原周辺拉麺MAPはこちら



コッテリ・チョッテリ・アッサリは背脂の量を意味する。

こうして目の前にあると、ついオーダーしてしまう。

店内の直系図によれば、初代は等々力のあすなろ店主。





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それは静かで初夏らしい、小粒な雨が降り出していて、陽射しは分厚い雨雲で遮られ、一日中雨と予報が出ていた、そんな五月下旬木曜日の朝だった。

先日ラーメン店のメニューでも、季節を感じ取れる様な事をお伝えしたが、こちらもまたそんなメニューを用意しているお店である。

その冷やし塩ラーメンでも、いいかなと店頭に立ったが、降り続く雨が気温を下げた事もあり、本日はそれで無く、コッテリ(醤油脂)700円を選ぶ事にした。

そして最近になって、券売機に新しいボタンがこちらでお目見えしたのを、先日通り掛けに気が付いていて、本日はそのボタンも連打する事にした。

そのボタンとは「特盛(ソバ2ケ)200円」で、麺を更に1玉追加して2玉になるものだった。こちらの中細ちぢれの1玉は、おおよそ140gくらい程度だから、単純計算で280g程の麺量となる。

さて、さしていた傘をすぼめ、年明け早々以来の、店内へ入って行く。購入した券を座った席の前の、カウンタトップに置き、かなり冷たい冷水を注ぐ。

食べ終わった先客が帰って行くと、店主の絶妙な間が空いた一言が空を飛び、これまた絶妙なタイミングで後続客が入店して来て、変わらぬ人気を誇るこちらだった。程なく到着。

おお、特盛り専用らしき大きなドンブリには、麺も然ることながらスープも波々と入っていた。

チャーシューはドンブリがデカいものの、二枚のチャーシューをワザと少し離して、ドンブリからハミ出すそのビジュアルを維持していた。

ちなみに浅草海苔は、いつも小振りなものが一枚さりげなく添えられるこちらだが、今日は特盛りだからなのか、数枚が乗せられてやって来た。

さあ、それではと、割り箸を手で割って口にして行けば、そこはやはりそれはもう、美味い美味い美味い美味い。

これはもう何とも、「がんこ八代目」ワールドが広がる、線路は続くよどこまでも、電光石火オアシス炸裂ウマウマパラダイスだった(って何?)。

特盛りで多い分、スープに浮く背脂も多めに入っており、なるほど普段に比較しても、なかなか無くならない中細ちぢれ麺だった。

さすがやはりの、がんこ八代目サンで、飽きずに一気呵成に楽しめるスープは、他店でもちょっとないくらいの、じんわりと来るウマミの深みとコクだった。

たっぷり背脂スープなるも、やはり気が付けば完食。その美味しさに脱帽していると、店内では帽子を取るよう促す案内があった。(そういうオチ考えない)。

(左フォト) コッテリ(醤油脂)特盛/その拡大画像 (2009.05.28)


二日間曇天が続いていたが、昨夜からは微雨が降り出し、そんな雨模様の雪が落ちない、一月後半の木曜日の朝だった。

そんな今日は、マイミクの方がこちらへ行かれた日記を見て、そう言えば「アキバ@らーめん第二章」をこちらで始めた割りには、それ以来訪問していないと言う事で、雨そぼ降る中を店頭に立った。

おお、4人程の仕事仲間らしきグループ客が、店頭にいて盛況な入り口となっていた。思えば、今日はこちらかなと言う気分の日に限って、来て見ればこんな状況のケースが多かったりしていた。

そう、今日も、そうだった。こちらに来てそんな場合、また今度にするかと別のお店に流れたりした。そう言えば食べ歩きを再開してから、多分片手の指の数以上はあり、今日は流石に待つ事にした。

券売機が空いたので前に立ち、コッテリ味付玉子(醤油脂)のボタンを選び、ライスが無いので、その代わりに大盛りボタンを連打。

以前ラーメンによって、白米を同時に食べたいラーメンと、そうで無いラーメンがあるとレポートした事があったが、こちらは明らかに白米が欲しくなるラーメンと言えた。しかし無いのだから仕方がない。

それはさりげなく店内に入り、たまにしか来ない最近なので、借りて来た猫のように着席。そしてこれまた借りて来た猫のように、券をカウンタトップに置いた。

もちろん手の平に、肉球は無い(おいおい)。午前の早い時間もあってか、ちょうど先客が殆ど帰った後だった様で、店内は先程のグループ客と私だけだった。

厨房の親父さんを見ていると、ラーメンの仕上げの際にスプレー式のカセットバーナーで、何とチャーシューを炙っているではないか。以前は見掛けなかった光景だけに、感動すら覚えたご対応だった。

それにしても久々だが、厨房内は前回来た時から、時間が止まっていたかの様に、全く変わっていなかった。程なく到着。

おおお、変わらぬ超大判チャーシューが、いつものように丼からはみ出ており、炙った分しんなりとしていた。それではと口にして行けば、これがもう、美味い美味い美味い美味い。

刻んだ長ネギが相も変わらず風情よく、中細ちぢれで黄色みの強い個性ある麺も、やはりいい味を醸していた。

よく味付玉子を、有名地鶏の卵を利用して、それをウリにするお店も少なくないが、こちらは特に何処とも案内は無いものの、食感といい大変とても美味しい味玉だった。

背脂はこってりとは言え、そこはがんこラーメンと言う事で、スープの持ち味を壊さない程度に抑えてあり、これまた素晴らしいスープだった(行徳で背脂増量を企んだ同じ人間のレポとは思えない)。

チャーシューは、やはり炙られた分うま味もアップしており、スープもその分熱く素晴らしかった。

(左フォト) 大盛コッテリ味付玉子(醤油脂)/店頭にぶら下がる牛の骨 (2009.01.22)


昨年春先に体を壊して入院し、三か月後に退院したが長い通院生活が続くと言う事で、その時の勤務先にご迷惑掛けないよう退職。

そしてその通院生活も、春先には緩和して求職活動が始まり、先日就職先が決まって昨日から新しい仕事が始まった。その勤務先の場所は、何を隠そうこちらからほど近い場所。そう、三年振りに私はまた、秋葉原界隈に帰って来た。

今思えば、小学校を卒業して文京区本郷の私立中学校に入学して間もなく、当時の遊び場と言えば秋葉原も程近い上野界隈で、別に悪い遊びを覚える事もなく大人へと成長した。

そんな私にとって秋葉原は、単に電気街と言う事で無く、そうした慣れ親しんだ区域だった。そんな訳で仕事優先の中で、本日から「アキバ@らーめん第二章」を、開始させて頂きます。

会社から近い事もあったが、まずこちらに行きたいと思って店頭に立つ。券売機をみれば夏限定の冷やし塩ラーメンが既に提供が始まっていて、思わずそのボタンにタッチ。久々の店内に、久々の店主。気恥かしさが先に立つ。程なく到着。

おお、ピンク色に紅く頬を染めたようなカモ肉がまた旨そう。海苔が一枚以前より多いのは、デフォルトなのか、サービスなのか?・・・やはり気恥かしさが先に立ち、何も聞けず終い(おいおい)。

それではと口にして行けば、これがあなた、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い、いや旨い。ひんやりとしたスープは、重なり合う旨みの秋葉原UDXビルか。

はたまた、その冷たいスープに引き締められた、中細ちぢれ麺の強いコシのような秋葉原ダイビルなのか。何れにしてもそのお互いが夫々を引き立てる、クロスフィールドと言えた。

気がつけば完食。ちなみに、こちらにもクロスフィールドがあったりする。このたった三年で、実に変わった秋葉原界隈・・・。いや、旨かった。

(左フォト) 夏季限定・冷やし塩ラーメン/店舗外観 (2008.05.20)


某店で意外なメニューが出ていて、思わず寄り道してしまったが、今日はここへ行こうと思っていたのだった。レディスアン、ジェントルメン、本日のメインイベントである。

今年も既に冷やし塩が始まっていて、暑くなったら行こうと思っていたら、もうこの暑さである。外の券売機で、その冷やし塩ラーメン800円のボタンを押して、一人出るのを待って店内へ入る。

厨房では店主が、「 …暑い、…暑い 」 と言いながら、ラーメンを作っておられた。先客も結構、この冷やし塩を食べていて、別の券を買った方が、思わずそれに変更して貰う光景も見受けられた。

ちなみに厨房には、あまり見ない方がおられたが、店主をそのまま若くした感じの、ヒゲの方で息子さんだろか。程なく到着。スープを一口。冷んやり〜、である。麺をつるっ。冷んやり〜、である。まさすく、今日にうってつけの冷やし塩ラーメンで、全てが、冷んやり。

昨年は上に乗るチャーシューは鴨肉だったが、今年は半レア状態の、赤みも残る鶏ササミ肉で、ごっつい良かった。白ゴマに刻みシソが入り、もう、のめりこめる旨さ。気がつけば完食。冷んやりの中の極上の旨味。いや、良かった。

(2005.06.28)


今日は不意に、背脂ちゃっちゃちゃっの、コッテリで行きたくなって、こちらへ伺う。店頭の券売機で、醤油こってり味玉に、大盛券も買い入店。混んでいるものの空席が辛うじてあり、すぐ着席で程なく到着。

変わらず今日も良いラーメンであった。席を立つと店主の元気な「どもっね〜」の掛け声が爽やかだった。どんな爽やかさかと言うと、・・・・・・ どんなだろう?(おいおい)

(2005.02.12)



ドアの「愛好家なら!」に、従うべし。




そんな牛骨出汁スープの、こだわりラーメン店。




2004.12.07 あっさり味玉醤油大盛




2004.01.07 塩(しそ風味)味玉


また残念な閉店を確認しつつ、この前早稲田の総本家へ行ったこちらへ伺う。券売機でボタンを押そうとすると、味玉が大玉3Lサイズとあり、思わずあっさり醤油大盛に味玉をつける。タイミング良く、すぐ店内へ入れすぐ着席。程なく到着する。

滋味深い味わい高いスープに、中細ちぢれの麺で、やつぱり良かった。味玉もたすかに通常よりデカかった。帰る頃、隣りの方のラーメンを、黙っていると威厳がありそうな店主が、カウンタに置きお客さんに向かって一言。「はい、おまたちぇちまちた〜」 ここもある意味、お、おそるべし、だった。

(2004.12.07)

また、こちらへ入店。外の券売機で、醤油ちょってりと大盛の券を買う。あれ?百円多かったなと見ると、ラーメンの券自体が大盛の券で、ここはダブル大盛も無かろうと、中で座って待ってから大盛券を味玉にして貰った。たまたま店主は食事なのかおられなかった。程なく到着。

普通で大判のチャーシューが、二枚どんぶりからはみ出しているのはやはり圧巻。中細ちぢれの麺がよくスープを絡ませ、やつぱり旨いがんこの醤油だった。昨日より雨の所為もあってか、やっと涼しくなって来た。気が付けば九月も下旬、まもなく神無月。

(2004.09.28)

七月も後半となり、朝は蝉の合唱も高まり、セイタカアワダチソウが空き地で背を伸ばし、そのすぐ近くでヒマワリが夏の日射しを充分に浴びていた火曜日。アスファルトからの照り返し、ビルの窓ガラスからの反射。熱気が熱気を呼ぶ。今夏最高気温、東京都観測史上最高気温だそうで、なんと39.5度らしい。もう、迷う事なくこちらへ入店。

塩シソ味玉大盛で券を買い、ひんやりでお願いする。今日はこれしかない。デジカメを取り出すと、店主が「ラーメンが、撮って欲しくないって言ってるかもよ〜」との事。思わず「えー?冷たいラーメンだなぁ」 たすかにこれから食べるラーメンは冷たかった。

思わず、「山田くん、店主にざぶとん二枚!」である。おそるべし、K店主である。程なく到着。カモ肉も味玉も良かった。もう、この猛暑にぴつたりなラーメンで、ギンギンに全てが冷えて、その涼しさが美味しさになるラーメンであった。某掲示板の某HNが気になる今日この頃だったりする。

(2004.07.20)

ひんやりワンスモア、と言う訳でまたこちらへ。店頭にある券売機で前回と同じ様に、塩シソ大盛と味玉の券を買って店内へ入る。やや温度が下がっている所為か、ひんやりを食している方は、たまたまなのかおられなかった。

「ひんやりで」と告げて券を渡す。麺が入り茹でられ、引き上げると水道水で冷やし、さらに大きい氷が入った冷水ボトルの冷水がたっぷり麺に注がれていた。程なく到着。カモ肉の燻製がまたこのラーメンに良く合っていたのであった。

(2004.06.10)

青葉が香り、日射しの強さが、夏との距離を、教えてくれる火曜日。真っ青な空を見上げると、旅客機が遥か上空に浮いていた。昼を過ぎると、もう夏と言って良いくらいに温度が上昇する。某大御所掲示板で、今日から塩ラーメンのひんやり仕様が始まるとの事。ひんやりって何?である。

食べている最中に店主が、締めた扇子をひざに打ちつつ、「草木も眠る丑三つ時、向こうから・・・」と、身も凍る様な怪談話しを語ってくれる訳も無く、冷たいつけ麺だろうかと、こちらへ向かう。そんな麺ものには、うってつけの天候だった。店頭に着くと、券売機にその旨のインフォがあり、塩シソ大盛に味玉の券を買って店内へ入る。

午後二時過ぎとあって、数人程度の先客。掲示板に書いてあった通り、「ひんやりでお願いします」と告げる。去年より始めた、夏限定メニューらしい。しばらくしていると、店主がじっと私を見つめて来た。おや?である。怪談話しが始まるのか?ゴクリと喉が鳴る。そうでは無くて、壁の時計を見つめていたのであった。

「三倍茹でるんですよ」との事で、時間を気にする限定であった。程なく到着。つけ麺かと思えば、来たのは暖かいラーメンを、そのままギンギンに冷やした仕様であった。器もしっかり冷やされて、ダシスープを冷やして出来る極上の仕上がり。あい鴨チャーシューが三枚も乗り、それに刻まれたシソとメンマに海苔が着く。

一口すすれば、シソの風味が爽やかな、旨みが油を抜かして表現されている冷やしラーメンで、麺の程よいコシ加減に完成までの苦労がしのばれる。近くの先客の方が、「冷やしラーメンがあったんですか〜」と来て、店主がその説明をすると、「明日また来て、それ食べます」との事だった。

店主が補足する様に、「でも入って来て、おとなしくモジモジしてると暖かいのを出しちゃうよ」と告げた。う〜ん、たすかにギャグは相変わらず熱いなと思いつつ、完食してお店を後にしたのであった。街路樹の深い緑がまぶしい、でも、アスファルトの照り返しはまだ五月を物語っていた。

(2004.05.11)

曇りだが、陽の居所が判る朝の水曜日。寒いとその分ラーメンも旨い、そんな日である。昨日のラーメンと、どこか共通点を感じるこちらに久々行く事にした。旨い割りには訪問回数が少なかったりする。やはり行列のイメージが強い所為かも知れない。実際、かなり列に阻まれ入店を断念している。しかし今日は、正午少し前という時間の為か、お一人のみで丁度中に入る所だった。寒風の中にある外の券売機で塩しそ風味味玉900円のボタンを押しドアの前に立つ。

引き戸のドアには店内での注意書きがつらつらとあり、ケータイの電源を切りなさいというのに従い、電源OFF。その全てが道理にかなったものである。お一人が出て来たので中へ入る。較的奥のカウンタ席に座ると大きなズンドウが目に入り、ニンニクが見え沸々と沸騰させ無いで、スープを炊いていた。そう、めん屋そらと同じである。勿論こちらの方が前からやっているし、それを見ている。程なく到着。

随分と透明度の高いスープである。はて?以前ここまで無色透明であったろうか?まるで透明度で名高い摩周湖の湖面を見る様。たしかに前から透明度は高かった。口にしてみると、じんわり来る、塩と肩を並べてシソの風味が全体を引き締めている感じ。どこかさらに洗練度を高めた感じである。

大きいチャーシューを少し沈めてからやや黄色いコシのある細ちぢれの麺をすすり上げる。麺は不思議な程、黄色いがなかなか(知っててそういう?)。スープも、単純そうで在りながら、飽きの来ない味わい深いもの。味玉は黄身が固まりきれていないが、それさえもここのひとつの舌で感じるもので無い味になっている感がある。

(2004.01.07)

がんこハツラツ、オロナミンC!なんてCMがあったが(無い無い)、久々こちらへ入店。若い方は御弟子さんの様で息子さんでは無く、私と同じ姓名で、先祖が同じ船橋市の出と言う事まで判りどこかで繋がっているかも知れないと思ったりする。外の券売機でチョッテリ醤油チャーシューに大盛の券を買い着席したら平日午後1時過ぎと云う事でたまたま結構席が空いており、世間話しが出来る程でまたしょうこりも無く名刺をお渡しする。程なくラーメンが到着。

湯(スープ)はがんこ特有のコクとキレでよそはしょっぱい所が多いらしいがここはそんな事は無い。背脂がさっぱり系の甘味の無い仕様が実にスープによく合っている。麺はこれぞ中華そばの王道、やや黄色味がかった中細ちぢれでスープがよく絡み美味しい。チャーシューも相変わらずの大判で、メンコに使ったら連勝しそうな程の大きさ(使わない使わない)。

店主は本当にがんこそうで、ちゃぶ台があったら引っ繰り返しそうだが、お話しして見ると気さくな人柄。私と同じ姓名の方に湯を茹でるズンドウの湯が茶色いのは何故かお聞きしてみた所、小麦粉の粉が底面に堆積してそれが焦げた結果だそうだ。

またれんげを置いて無いのも気になっていたのでお聞きすると、店主は洗うのがメンドクサイからとおっしゃっているそうだがやはりこだわった末らしい。お子さんや手が不自由な方の為にちゃんとれんげは用意しているそうで指さした棚にしっかりと置いてあった。お店を出ると蒸し暑いが、まだ涼しさ感もまだある。夏はすぐそこ、あしたは・・・台風ぅ?

(2003.05.30)

平日、朝から降りしきる大粒の雨。こんな日は人気店が狙い目の日となる。いつもよりは出足が鈍るからだが最近はラーメンブームとあってさほど変わらない。そんなわけでこちらに久々に入店。それでも少ない列に並び券売機で券を買う。今日はこってり醤油味玉にした。一番奥の席に座りカウンタトップに券を置くと、「はい、そのまま券は持っててねー」と店主。しばらくすると作る直前に券を取りに来た感じで、「はいお待たせー」と大きい手で手相が判るぐらいの所に持ってくる。程なくらーめんが到着する。

いつもは中間ちょってりだが今日はこってりにしてみた。みると背脂の粒が大きい。さほど大量に入っている感じではなかった。店主の手のひらの様に大きく、肉厚のチャーシューが二枚どんぶりからはみだして相変わらずといったところ。

こちらはあえてチャーシューメンにしなくても満足できる量で嬉しい。麺は中細ちぢれで黄色く今では特徴のある様相を呈している部類にはいる。見た目が旨そうな黄色い色で食べても旨いし、きざみネギも味玉も良かった。食べ終わって気がついたが「こってり」は満腹感の高いらーめんと言える。

(2003.03.07)

先日十一代目に行き、つい較べてしまう。醤油は殆ど前に出ない感じで美味しい。醤油中間(ちょってり)味玉の券を外にある券売機で買い、さぁ入ろうかと思ったが「そうだ大盛で行こう!」と大盛の券を更に買ってから中に入る。店内は盛況で一番手前に空いていた席に座る。券を渡して程なくラーメンが到着する。

チャーシューは追加トッピングが無くても大判の大きいものが二枚のり、充分堪能できる。それが今日はいつもより厚みがあり、このチャーシューの醍醐味を楽しめた。場所柄、値段が高いのは止もう得ないところ。店主に「行徳のがんこへ行きましたよ」を皮切りに世間話をして「ほかのがんこにも是非行ってみてよ」との事で、がんこの直系図が壁に貼ってあり、別のがんこにも寄ってみたいところである。

(2002.12.26)

本日また、しそ風味塩チャーシューを注文する。ここの店主は江戸っ子かたぎ風の方でデジタルカメラでらーめんを撮影しようとしたら「てやんでぃ!こちとら食べて貰うために作ってんでぃ!」なんて言われたらどうしようなんて思いながら待っているとらーめんが到着する。

「撮っていいですか?」と言うと、店主が紳士的に「どうぞ」と言ってくれた。らーめんにカメラを向けると奥さんが「あら私を撮ってくれるの?きれいに撮ってね」と言われ無意識にカメラを向けると「あら、冗談よ」と言われた。なかなか気さくな奥さんだったりする。さてらーめんだが気のせいか、しその量がやや多く感じる。やはり旨いものは旨い。

(2002.09.04)

しばらくぶりに行ったら自動券売機が店頭軒下にあった。数人並んでいたが程なく入店。店主とこの前と違う比較的(私よりたぶん)若い店員と奥さんの三人が厨房にいた。塩チャーシューの券を差し出し程なく到着。

しそ風味のさっぱりした味でコクも絶妙だがややぬるい気がする。それにしても麺と具はあいかわらず素晴らしい。シナチクもここは別格である。そう言えば「さァ行って見よう」の文句が券売機で無くなったのは残念。らーめん以外はがんこではないようだった。

(2002.07.25)

勤務地が近いので、度々訪れるお店です。店主が気さくな人柄で「さァ、行って見よう!」と注文を聞いてくれる。初めはラーメン店とは気がつかず、そうかココはそうだったのか。とカルチャーショックを受けた(大げさ)。湯(スープ)は絶妙のひとこと。麺はちぢれ麺でこれぞシコシコといったところ。

具のチャーシューは勿論おいしいのですが冷たいのでスープに押し込んで暖かくしてから食べるのですがそれでスープの温度が下がるのがタマにきず。味付玉子はお約束の半熟モノでウマイ。ここのキザミねぎに一言いいたい。

ウマイ!甘味が感じられ麺とスープとは別にいつも食べています。塩ラーメンはほんのり梅の味がしてさっぱりしており、醤油はアッサリ・チョッテリ・コッテリと背脂の量が選べます。氷が中に入った冷水ボトルが手に届くところにあるのもプラス。最近奥さんの変わりにお弟子さんらしき方とラーメンを作っているようです。

(2002.06.26)