らーめん 福たけ 千葉・桜木





春らしいやや強めの南風が街を掛け抜けて、満開の桜の花びらをわずかに散らしていた、そんな4月も半ば近くになって来た休日月曜日だった。

3年前に一度訪れたきりのこちらだが、今回久々にまた訪れて見ようとJR成田線電車とモノレールも利用して店頭へやって来た。以前の時と店舗入口の看板と暖簾が変わっており、大変ポップなものとなっていた。

前回の時はバスで訪れて大変だったが、モノレールで周辺駅から歩けば容易いアクセスで行けるこちら。なりたけ津田沼店等で修業した店主が、2002年4月にオープンさせた周辺の超が付くほどの人気店だ。麺は不動の人気を誇る浅草開化楼。

店頭の暖簾が折りしの風でなびくほどに揺れていた。行列覚悟で入店するとタイミングが良かったようで、直ぐに目の前の空いた席に座ることが出来た。

立て掛けてあったメニューを広げて、当初の予定通りメガ豚煮干しつけめんをオーダー。麺2玉まで無料の案内にそれでお願いした。

さらにサブメニューも行こうと夕方4時まで対応しているセットメニューから、200円するミニちゃーしゅう丼も一緒にお願いすることにした。

期間限定で九十九里煮干しらーめんを提供中のこちらで、それをオーダーする方が多く見受けられた。また震災復興で動かれていたこちらだけに、しお味らしい陸前高田式潮風ラーメンなるメニューもあった。

つけめんは100円をプラスすれば、細麺・中麺・太麺を無制限で対応するそう。食べ切る自信のない方のオーダーはお断りしているらしい。今回は自重した私だった。ふと見ると店内待ち椅子に、あれよあれよと人が増えて行きやはりタイミングが良かったよう。

セカンドブランドの「山ねこ」が2009年4月にオープンして以来その年の11月にラーメン劇場に福たけセブン、そして2010年4月に福たけ市原店と2010年10月に福たけ富里店が出来て相次ぐ展開となった。

しばしその後はおとなしかったこちらだが、今年の2月14日新たに福たけ蘇我店をオープンさせ、更なる展開に期待をしてしまうところだ。厨房に人が沢山いるなと思えば、中休みが現在は無くなったようでなるほどだった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、風情の良い浅草開化楼の太麺がたまらないもの。魚粉が入りがちの魚介つけ麺であるが、メニュー名らしく煮干しを全面に押し出した味わいがせつなくなるほどに良かった。

背脂の甘味が煮干しのエグ味を優しく包んでおり、モミジや豚足から来るうま味がまたこのつけ汁をキラリと輝かせていた。なりたけを思い出す大判チャーシューがまたうまかった。300gのいい麺量ながら、そう経たずに麺が消えた。

つけめんTETSUの焼き石に習ったような「焼き鉄」を用意しているこちらで、厨房の方にスープ割りをお願いすると「焼き鉄をいれましょうか」と来られたので是非とお願いした。

するとチャーハンに付いて来るような茶碗に入ったスープと共に、レンゲに乗った楕円の鉄がやって来た。この鉄がかなりの高熱のもの。

先述した品川店の倍はあろうかと言う摂氏温度で思わずおそるべし。実際にスープへ入れると、いつまでもグツグツと煮立っており、半端でない熱々感のスープ割りだった。

ミニちゃーしゅう丼も辛ダレが入って、いいアクセントになって量も多くなく少なくで良かった。気がつけば完食。いや、かなりとんでもなく、実に素晴らしく美味しかった。

(左フォト) メガ豚煮干しつけめん麺2玉300g(汁・麺)/店頭外観 (2012.04.09)


 らーめん 福たけ 桜木本店

 住所:千葉県千葉市若葉区桜木6-24-1 TEL043-235-3353 ※データ情報更新(2012.04.09)

 定休日:火曜日 ※祝日の場合は翌日 営業時間:11:00〜22:00 ※21:55ラストオーダー

 アクセス:千葉モノレール桜木駅下車。国道51号バイパス道路を左折してしばらく歩いたニトリ手前
       の信号交差点の左側。徒歩およそ10分。



  2012.04.09 焼き石でつけ汁が一気に高熱となる。   2012.04.09 お得なランチセットメニューのミニちゃーしゅう丼。







半袖を長袖に戻す程でもないが続いた曇り空の所為か気温が下がり気味な、夜になってから雨が懸念されていた六月半ばの休日日曜日だった。

来月にもなれば、お子さん達は長い夏休みに入り、良い思い出を作りながらも、学校から沢山出される宿題を片付けて行く日々を送る事となる。宿題。そう、我々ラーメンフリークにも、宿題店と言う名称で呼ぶ、そんな未訪問店のカテゴリに入るお店が、いつも心の片隅に存在している。

行ってないけど見識を広める為に行かなければと思ったり、行きたいけどアクセスが悪く行き辛かったり、想像ばかりが広がり訪問を拒んだままにしたり、、色々な理由から行こうと思いつつ、訪問していないお店を宿題店と呼んでいる。

だからきっかけさえあれば、そうそう行って見ようと直ぐに向かう事が多く、今までもそんな風にして出掛けた事が、実は何度となくあったりしている。そう、今回もそうだった。

昨日よく訪問している、某浅草開化楼営業氏のブログを開くと、そのブログを見た人だけが判る、店内では一切案内していない、裏メニューの限定らーめんを提供している事を案内して頂いていた。

行く先はある程度、駒込方面と考えていた矢先だったが、心のどこかでヒットしたものがあり、急遽と言うか、やっぱりこっちとなったのだった。早速地図をプリントアウトした。

アクセス方法を考えてから、本日こちらへと向かう私だった。地図を見て、千葉駅から出る路線バスの利用を思い立ち、そのバスに乗車。ここで降りればお店の近くだろと降車。

しかし地図が示す場所にお店は無かった。ごくたまに住所を入力すると、全然違う場所が表記される事があるネットの地図サービスだが、大抵は表示された時点で気が付くものだ。

そんなわけで、今回は気が付かずに来てしまった。帰宅してから判ったが、どうやら区画整理が最近あった模様で、地図が旧住所入力に対して対応出来なかったのだった。

その時は判らぬままに、ともあれ町は同じと言う訳で、実際の店舗の場所をケータイラーメンサイトで特定出来たので、今居る市営霊園周辺から15分程歩いて行くと、こちらの店舗がバイパス沿いに、広い駐車場を有して佇んでいた。

やはり周辺の良き人気ラーメン店の様で、駐車場所は既に満杯に諦めて帰る乗用車が後を絶たなかった。そんな状況を確認しつつも店内奥から続く、約20人近い待ち列の最後尾の出入り口のドア辺りに並んだ。

営業を開始してまだ20分経過した時間だから、あと20分もすれば第一陣の先客が食し終わり始める。そんな推測が成り立つシフトのお店で、だいたいそんな感じで先客が帰られて行った。順調に待ち客列が詰まってゆく。

三番目となった時点で単独客の方が外へ出て行き、お店の方が私の前の夫婦に断って、私をその席へ誘導してくれた。そこに腰掛けるとオーダーの確認が成され、おもむろにブログを印刷した用紙を、A4バッグから出してお見せしながら、そのブログ限定のらーめんをお願いした。その名は「超ガメラ」。

店内のオーダーは、つけめんが比較的多めに出ていて、皿に盛られた太麺が行き交っていた。隣りの方がスープ割りを依頼すると、熱せられた石も一緒に来ていた。

なりたけ出身の方が、営業するラーメン店。お店の方が着るTシャツには、背脂の文字が躍っていた。厨房前搬出口の壁寄りには、これでもかと言う大量の背脂が置いてあり、その出番を待っていた。程なく到着。

おお、なるほど、新潟燕三条系と言うラーメンみたいな、煮干しと背脂と開化楼極太麺による限定と知ってはいたが、こうして見ると意外とお洒落なビジュアル。

レンゲでスープをすくうと、これがかなりのドロドロなスープで、思わず笑ってしまった。口にして見ると煮干しの風味がしっかりした、ドロドロスープだった。それでどうかと言えば、どうにもこうにもズンズンズンと来る良さがあり、もう美味い美味い美味い美味い。

そのドロドロさは普段なら引いてしまう程だが、何とも食材それぞれが醸すそのバランスが、軽く甘みも利いていて、見事に調和していたニボニボスタイルなラーメンで、美味しく頂けたものだった。

浅草開化楼の極太麺は、もう少しヤワめにして欲しかったが、これはこれでまた良い風情があった。気が付けば完食。明日は臨時休業の模様。いやいやいや、もう良かった。

(左フォト) カラス氏blog限定「超ガメラ」/出番を待つ背脂/店舗外観 (2009.06.14)


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