栄昇らーめん 千葉・京成津田沼





秋らしい爽やかな陽射しが降り注いでいた、そんな11月初日の木曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、穏やかな南風が時おりそよいで季節を巻き戻していた午後7時過ぎだった。

2006年3月11日にオープンしたこちらで、その年のちょうど今頃訪れたもので、すでにあれから6年の歳月が流れていた。

千葉市内が勤務先ならば、久しぶりに行って見るかとなって、仕事帰り立ち寄ることにした。そんなわけで幕張本郷で京成電車に乗り換え、京成津田沼で今夜は北口に出た。

目の前には何本もの線路が横切る踏切りだけに、しょっちゅう遮断機が降りたままだ。そこを横断してその前にある路地を入って行く。

まもなく新京成線だけの踏切りがあり、そこを横切ると道路は京成線の土手の脇に出る。緩やかな坂道になっていて、そこを上がって行くと京成電車が速度を落として通過して行った。通りに出たら右折して少し歩けばこちらの店頭だ。

駅からそう遠くない場所ならば大抵は近くにもう何店舗かラーメン店が他にもあるものだが、そう遠くないところに津田沼必勝軒があるものの比較的無風地帯と言える周辺のようだ。

それも京成津田沼駅周辺の起伏のある地形が起因しているところだろうか。ともあれ入店すれば、そこそこに盛況な店内が広がっていた。

券売機が無いことを確認してから中ほどに進んで、空いていたカウンター席へ腰を下ろした。

以前は曜日によって提供するラーメンを変えていたが、最近はそれをやめてしまったようで、煮干しらーめんとあごだしらーめん、どちらも提供しているこちらだった。

このようにして、既に2年ほど経過しているそう。そしてさらに節仕込みらーめんなる提供メニューと、つけ麺もあった。それならばつけ麺がいいだろうとなった。

つけ麺は、かなり以前から提供していたようだ。1玉から3玉のラインナップが案内に記されていたので、1玉の麺量を確認させて貰うと180gだそう。

それならば2玉で360gが丁度いいかなとなってその中盛でお願いした。先述したように以前のスタイルは無くなったが、新たな施策を設けたこちらのようだ。

水曜日のみの限定は、メインの食材を定めたものらしい。また木曜日の限定もあるようで、そちらは20時間以上かけて炊いた、最近また見掛ける機会も多くなって来た鶏白湯だそう。

それにしてもなんともほのぼのとした緩い空間のこちらで、いきなりひこにゃんが入って来てラーメンを食べ始めそうな感覚がなんとも素敵な店内と言えた。

食材を溶かす造作なのか、何分もつけ汁をお店の方が厨房の中で掻き混ぜ続けておられた。麺が茹であがる頃、そんなつけ汁を今度は電子レンジで温めていた。

周りを見ると、殆どの方はつけ麺をオーダーして口にしていた。ラーメンをオーダーした方もいて、見ていると以前のように長い湯切りではあるもののその勢いは以前ほどで無かった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、ややカタメながら風情の良い太麺。瀞みを感じるつけ汁は、魚介豚骨仕様で白ゴマが多めに浮いていた。汁の中には穂先メンマらしき具材が入っていた。

スープ割りもいい感じで、気がつけば完食。いや、比較的良かった。

(左フォト) つけ麺中盛(汁・麺)/最寄り駅の京成津田沼駅 (2012.11.01)


 栄昇らーめん (エイショウラーメン)

 住所:千葉県習志野市津田沼2-1-10  TEL047-493-6812

 定休日:無休  営業時間:11:00〜21:00

 アクセス:京成本線京成津田沼駅北口下車。外に出たら前方の踏切りを渡って京成線沿いの道路
       を入って新京成線の踏切りを渡って更に進んで行く。通りに出たら右折して程ない右側に
       あり。



枯れ葉が波しぶきの如く宙を舞い、大木がその烈風で大きくざわめく、11月上旬の火曜日。深夜から続く南風の烈風が、また季節を押し戻した様な暖かい休日。最新の石神本に掲載されてそのこだわり振りが気になる所となり、トータルでどうなのかと、京成電車にそそくさと乗り込み、京成津田沼へと向かった。

それにしても風が強い日。最近古い京成電車の切符を手に入れ、それを見てもその京成津田沼駅が記載されており、昭和6年に京成の冠が付いてから変わらぬ駅名だ。その駅からそう遠くない場所に、こちらはあった。特に行列がある訳でもなく、中へ入っても数名の先客。道路側のカウンタ席に身を置き、魚だしらーめんにチャーシューのせでお願いする。

月木土曜は煮干しで、火金日曜はアゴを、夫々醤油のカエシに映している様。すると今日はアゴだなと思いつつ、厨房の店主の動きを眺めていた。・・・は? おお? いやいや・・・・う〜ん、さらに ・・・・まだまだ・・・・ おお、 やっと麺をドンブリに入れた。そんな60回近い湯切りのザル振りの後、程なく到着。

その湯切りの数の凄さを告げると、茹で湯をスープに入れたく無いそうでこれはおそるべし。で、スープを口にすれば、上品なアゴの魚介のスープに、やや多加水気味の中太ちぢれの麺で、これは旨い旨い旨い。いや、良かった。

(2006.11.07)


  2006.11 チャーシュー魚だしらーめん   2006.11 曜日によって魚介が変わるラーメン店。