麺屋武蔵江戸きん 東京・浅草 ※移転閉店



霞む空から柔らかな陽が降り注ぐ、春分も近い三月後半彼岸の入り。空き地の雑草に目を落とせば、米粒程の花々が広がる春爛漫な日曜日。

そんな爽やかな好天もあり、嫁さんと散歩目的で浅草へ出た。浅草にも武蔵があると言う事で、本日はこちらへ入店する事にした。

到着して店頭に立つと、人出が多い雷門そばの割りには、長蛇の列があると言う事もなく大変スムーズな入店だった。券売機の前に立ち、陽気の良さもあり二人とも味玉つけ麺の「雷玉」付を選択。ちなみにラーメンの方は「豚骨菜合らーめん」のこってり味と、あっさり味の2種類があった。

スムーズに入店出来たが、店内はほぼ満員で後続も続いていて、流行っていない風情は無い。店内を眺めると、至るところに金魚のデザインが施された柄があり、江戸の粋な感じがあり、浅草と言う土地柄にも合っている。

外の気候の暖かさも、涼しげに感じさせてくれる、そこはやはり夏の風物詩が持つ、イメージと言うものだろうか。冬ならコタツにミカンだし、なべものと聞くだけで暖かくなると言うもの。
閑話休題。

テーブル二人席に案内を受け、しばし到着を待つ。なるほど先客のオーダー品の到着が実に早い。あれよあれよと言う間で、結構太い麺の我々のつけ麺でさえ、すぐに到着した。
その早さは圧倒的だった。

それではと、まず辛みのついたひき肉玉の「雷玉」には手を付けずに食していけば、いやいやこれはもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。また風情の違う豚骨魚介ベースの汁に、一晩ほど寝かせた感じの中加水の中太ややちぢれ麺で、さすが麺屋武蔵と言うもの。

多めに入る刻みチャーシューがまた嬉しい。味玉はしっかりでもトロトロでも無い、ふんわりとした仕上げの黄身に、しっかりと味付けされた白身のバランスが絶妙。

そして後半には、辛み玉の「雷玉」を、汁の中に全てを移す。すぐ近くには雷門があり「雷玉」とは、実に素晴らしいネーミング。ひき肉に唐辛子のラー油だけかと思ったらさにあらずで、ターメリックの風味を前面に出しており、これはまるでカレー味。(笑) しかしこれがまたいい風情を醸し、最後の麺一本まで楽しめた。

その後スープ割りをお願いすると、これがまた一風変わったプロモーションとなっており、青シソの様な刻まれた香草が入っており、爽やかな風味を椀の中で表現していたスープ割りだった。気が付けば完食。夏の風情が好きになれた店内だった。いや、ズバン!と良かった。

(左フォト) 雷玉付味玉つけ麺(麺・汁) (2008.03.16)


 麺屋武蔵 江戸きん (えどきん) → 麺屋武蔵 武仁※移転して、店名変更

 住所:東京都台東区浅草1-2-3 定休日:無休 営業時間:11:00〜21:00

 アクセス:地下鉄又は東武線浅草駅下車。雷門通り沿いの雷門前と東武駅の中間にあり。 


     
雷門近くで東武駅へ向かった途中の左側。 新宿武蔵8店舗目の「江戸きん」。 風鈴や金魚が涼しげな風情を醸す。 完食後はやはり、浅草寺境内へ。


喜劇らーめん食べ歩きTOP