づゅる麺 池田 東京・目黒





穏やかな陽射し注ぎ緩やかな風駈ける、十一月後半最終コーナーの土曜日の午前中だった。雲のない青空がビル群の切れ目から広がっていた。

時に先月の下旬仕事で目黒に出掛けた事があったが、そんな中で未だ未訪だったこちらの事を思い出していて、本日こそ出掛ける事にした天気の良い日であった。

三年前に権之助介坂の中程にオープンした、激戦区目黒でかなりの人気を博しているラーメン店だ。正午前の営業が始まって、そろそろ暖簾を掛けた時に入店した先客が、食べ終えて帰る頃に店頭へ到着した。

二階にも10席以上の席がある懐の深いこちらのようで、それもあってか全ての先客を吸い込んだらしく、待ち客のいない店頭であった。軽く店頭を撮影していると、中からビシッとした感じの女性が出て来られた。

店内はやはり満員のようで、その方に並ぶ場所と予めチケットを購入するよう促され、その指示に従って味玉つけ麺に大盛券も買い足し、ガードレール寄りの列先頭の所定位置を教えて頂いた。

つけ麺の麺量をその時に欠かさず確認したが、並盛りは茹で前で250gだそうで、それに対して大盛りの方は370gとの事であった。それは絶妙な嬉しい麺量と言えた。

程なくすると先客が一人出て来られて、それからほんの僅かな時間で、入店を促されて店内へ入って行く事が出来た。さばきも、なかなかだ。1階奥寄りの空いたカウンター席に促されて着席。冷水が置かれてオーダー品を待つ。

ふと見ると「天然の安全素材にこだわります」に始まり、「理想のつけ麺の音『づゅる』を探求し続けます」で締められた、あんしん宣言とタイトルが成されたインフォボードがあった。

それはシンプルにまとめられた文章で、まるで高校球児が声高らかに宣言する宣誓文を、これに置き換えても何一つおかしくない程であった。そこには自家製麺を利用している事にも触れていた。

それにしても目の前におられる女性はキリリとした方で、実はこの方が店主かと思う程であったが、それであれば女性店主と言う事でまた話題になるであろうし、だった。

カウンターテーブルには、ブレンドした感じの魚粉が容器に入って置いてある。またその直ぐ側には大辛らしい一味唐辛子がカラフルな小型缶に入れられてやはりあった。

それを手に取ると長野の善光寺の参道で売られている感じの商品で、「名物一味唐辛子根元 八幡屋礒五郎」と言った記載がされていた。200年以上続く老舗七味唐辛子調合店らしい。程なく到着。おお、なんというオーラなのだろう。これはかなり美味そうなつけ麺がやって来た。

見ただけでその良さがそれなりに判るものだった。茹で時間七分半と店頭でインフォされていたが、なるほどこれは太い麺だ。その麺だけ口にして見ると、北海道産らしい内麦感が口内に広がり、店主が北海道産にこだわった方向性が見えて来た硬質感と味わいの放射性であった。

それではと行かせて貰えば、いやいやいやいやどうにも止まらない。もう美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。昨今の流行りの濃厚豚骨だが、頭一つは出ている王道感から出た独特感で、申し分ない感動が幾つもの嬉しい美味しさとなって顕れていた。

キャベツがまたいい役割を担っていて良かった。これぞオリジナル性豊かな無化調濃厚魚介丸鶏スープのつけ汁で、これぞ北海道産らしい国産小麦3種ブレンドの太ストレート系の麺が、つけ汁を適度に運んでくれた。

後半になってから先述の一味唐辛子を入れたが、なるほどこれは一味だけにひと味違う良さがあった。レモンも絞って酸味も楽しめた。高知の地鶏土佐ジローを利用した、限定ラーメンらしい「らーめん土佐ジロー2009」が店頭で紹介されていたが、今月いっぱいで終わる旨のインフォがあった。

そんなわけで、味玉も刻みチャーシューも全ていい感じで、大盛麺量370gなるも気が付けば完食だった。青山に支店があるらしい。それにしても大変とっても良くできた、美味しつけめんであった。

(左フォト) 味玉つけ麺大盛(汁・麺)/店頭外観 (2009.11.28)


 づゅる麺 池田 (いけだ)    ※公式サイトはこちら

 住所:東京都目黒区目黒1-6-12  TEL03-5740-6554

 営業時間:11:30〜15:00頃/18:00〜23:00頃※スープ無くなり次第終了 定休日:年末年始・お盆

 アクセス:JR山手線目黒駅下車。目黒通りを権之介坂方面に進んで下って行き、合流地点にある
       歩道橋で一番右手の歩道へ行き、60m程進んだ右側にあり。



  2009.11.28 思わず撮影したくなった、半熟味玉子のトロみ。   2009.11.28 店内1階奥に掲げられた「あんしん宣言」。



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