九州豚骨 どうたぬき 千葉・下総中山 ※閉店





優しい陽射しが街に降り注ぐ青空に雲の多い、十月最終日休日土曜日の正午頃であった。ドットコムサイトになったのはいいが、その調整に追われているここ数日であったりする。

そんな今日は少し前に実はこちらの店主とお会いした事があり、石神本常連店で最新刊にも勿論また掲載されていた、こちらへ久々訪れる事にした。

京成八幡ですぐ来た京成電車に飛び乗り、まもなく京成中山だが、減速する事なく通過。乗った電車は普通特急だったようで、京成船橋でUターンしてから店頭に到着した。

店頭には先客さんのらしき自転車が置いてあり、中に入ればそこそこ盛況に席が埋まっていた。「お好きな席にどうぞー」と掛け声が飛んだ。中程のカウンターが折れた場所近くに腰掛けると、にこやかな笑顔の大きい狸の置物が右手にあった。頭を屈めて奥におられた、店主にひと声掛けて御挨拶。今日も元気に麺を湯切りしていた。

メニューから懐かしさも手伝って、ピリ辛ゴマ味のワンタンたぬきと、小ライスも一緒にお願いした。するとライスに紫蘇ふりかけを入れてくれるサービスがあるそうでお願いした。約3年ぶりのラーメンだ。

通常メニュー以外には、この他にトマトがコクを出しているらしい濃厚ゴマ味のごまそば、しばし復活とある温度が違う2種のつけだれのつけ麺がビジュアル付きで紹介されていた。

石神本に話題をワザと振り、気になっていた「ラーメンの"命"とは?」は、毎年確認があるかをお聞きすると、勿論ちゃんと確認して来られるそうで、仕事の信念にも通ずる事だけに変更はしていないそう。

厨房には店主の他に手際の良さそうなお二人の従業員の方がおられ、後続客も続いて扉の休まる暇が無く、順調そうなこちらであった。程なく到着。

それではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

無化調ながら九州豚骨の豚らしい美味みが、自由奔放なラプソディの音色にように力強くも優しい味わい。ラー油もシャープな辛みがいい感じに、胡麻主体のスープだが変に出しゃばる事なく、スープのうま味を押し上げていた。

ワンタンは海老と豚肉を利用した餡で、これがまたプリプリとしていて舌を楽しませてくれ、坦々麺の胡麻スープに魚介風味を足した効果を作らせ、個性ある坦々麺としてもいい意味で楽しめた。デフォルトでワンタンは中型サイズで3個入っているが、ワンタンを存分に楽しみたい方は、もう3個増しでプラス150円、または5個増しでプラス200円で対応してくれる。

こだわり高い九州豚骨らーめんに変わりなくも、以前より更に洗練している感じがあったこちらで、個性が穏やかになった分うま味が直球ストレートでミットに収まった。

瑞々しい無化調感がありながらも、味わい深いコクも同時に感じられ、そんなラーメンに天然の酸味ふくよかな紫蘇が振り掛かったご飯が、とっても合っていて美味しく頂いた。

ところで以前店主から脱サラして、独学でこちらを開業させたお話しをお聞きした事があったが、ラーメン店主の前は実際どんなお仕事をされたいたかお聞きした所、アップルコンピュータや日産自動車を顧客に持つ外資系らしい広告代理店におられたそう。

手が少しだけ空いた中で「TBWA」とか厨房側からお聞きした気がするが、だとすれば顧客名が出る前の質問の冒頭で「中堅企業ですか?」と言った言葉を、アルプスの低燃費少女ハイジに誓って撤回したい。

そんなわけで今日もそれはまた、気が付けば完食であった。いやいやいやいやいやいや、大変良かった美味かった。

(左フォト) ワンタンたぬき/天然紫蘇(サービス)ふりかけご飯/店舗外観 (2009.10.31)


 九州豚骨 どうたぬき

 住所:千葉県船橋市本中山2-8-18桂コーポ1F   定休日:火曜&第1・3水曜

 営業時間:11:30〜14:00/18:00〜22:00 ※但し材料無くなり次第終了

 アクセス:JR総武線下総中山駅又は京成電鉄本線京成中山駅下車。国道14号に出て千葉方面
       に150m程進んだ右側にあり。

  
  






それにしても今日は大変寒い日で、もう真冬並みな月曜日。そんな日の会社帰り、ふとこちらを思い出し、何気に下総中山駅で下車して入店。店主の前に腰を降ろし、ちゃーしゅーめん900円をお願いする。以前に比較すると、お客さんも増加傾向。程なく到着。

このラーメンを食すたびに、その不思議な味わいに圧倒される。独特の二文字が先行する。以前の時は、胡椒も感じられたが、今日はそんなに感じられない。どうすればこんな味になるのだろうと思う。そんな、唯一無二のラーメン。

昼間に餃子を食した所為か、ニンニクはあまり感じなかったが、後半にどどんと来た。替え玉をお願いすると、ドンブリの前まで来て入れてくれる。気が付けば完食。親子連れがたまに来るらしいが、お子さんには不評らしい。いや、良かった。

(左フォト)※一番上 ちゃーしゅーめん (2006.12.04)
  
先日会社帰りに行くと、臨時休業だった。そんな経験をすると、次は同じ事のない様、万全を尽くすものである。そんな訳で、もう盆休みも無かろうと、やはり会社帰り行く事にした。JR下総中山駅を出て数分歩くが、今日はちゃんとやっているか、それでも心配になると言うもの。まっ偶々さ(その通り)、と心を落ち着かせる。おお、やっていた。それだけで、嬉しくなる。先客が数人の店内に入り、店主の前のカウンタ席に腰掛けご挨拶。

チャーシューメンとお願いした直後、「つけ麺、しばし復活!」の文字を見つけ、ゴマのつけ汁が「ラー油なし」と「ラー油あり」と二つあり、それの「ラー油なし」の大盛(麺1.5玉)900円にすぐ変更して貰う。程なく到着。

具が飾られた麺の皿が目の前に置かれ、そしてつけ汁も置かれる。さて口にするかと思った頃、またまた、つけ汁の椀がもう一つ到着すたのだった。それはゴマつけ汁の「ラー油あり」の方だった。「サービスです」との事。有難く頂戴する。まず「ラー油なし」の方で食べて行く。

おお、何とも風合いの良いゴマの風味がなかなかのつけ汁に、冷水でシメた細麺がこれまた風情高く、炙られたチャーシューも美味しい。さて、それではと「ラー油あり」の方に椀を変えて口にする。今食したのが「ラー油なし」だから、ラー油の味が浮き彫りになる食し方。

おおお、目からロコモコ! ・・・・・いや、目からウロコの、ラー油感だった(おいおい)。 それは、八角に桂皮くらいは判る、中国食材がふんだんに感じるラー油の味だった。こちらのラー油は、単に独特感がある程度に思っていたが、霧が晴れたものであった。 スープ割りは、「ラー油なし」の方で頂く。ラー油も、体に良さそう。気がつけば完食。いや、良かった。

(左フォト)※下三枚のフォト 限定・つけ麺大盛(麺・汁1・汁2) (2006.08.24)
  
夜ラとなり、久々こちらへ行く事にした。通勤途中駅のJR下総中山駅で下車。こんな天気もあってか、先客1の空いた店内。

店主と御挨拶してメニューから、タンタンたぬきならぬワンタンたぬき850円をお願いする。語呂が似通っているだけに、つい笑ってしまうメニュー名と言えた。海老とイカを磨り潰した魚介ワンタンが入った、辛ゴマラーメンらしい。そう言えば、このゴマらーめんがいつのまにかレギュラー化している。辛味料の入らないものもあった。程なく到着。

おお、何ともいつもの、オリジナル性を重んじるラーメンで旨い。白濁豚骨の所為で、坦々麺とは違う方向性が面白い。海老イカわんたんが、旨い旨い旨い。刻みタマネギが甘く、絹サヤの青い苦みが楽しめる、具もこだわりが感じられる、個性豊かな逸品だった。気が付けば完食。いや、良かった。

(2006.06.18)
  
担々たぬき・・・。担々たぬき・・・。 春のCW限定メニューだが、某大御所ブログサイトを開くと、何と新メニューで夏バージョンが始まっていて、何とつけ麺バージョンも一緒に提供しているらしい。これは行かねば、である。

そう言う訳で茅場町までの通勤が、西船橋乗換えで東西線のルートで通っていて、下総中山駅が通勤途中駅になったのもあって、本日会社帰りに寄って見る事にした。

到着して中に入ると、先客0後続1の相変わらずの客の入りで少し心配。モンキッキが良いとは言わないが、店名も多少関与しているのかも、である。担々たぬきのつけ麺で、特盛二玉950円でお願いする。前回の様なチーズやヨーグルトは使って無いそうでひと安心。程なく到着。

それにしても九州豚骨の細麺でつけ麺とはユニークと思ったが、これはこれでなかなかの領域で旨い旨い。ラー油とゴマが独特な方向性を保ち、細麺だからタップリつけ汁が付いて来るが、そこで嫌味も無く楽しませてくれる。どちらかと言えばそんなに辛味は前には出ていない仕様。比較的大きい鶏団子が二個入っていて、これがもうデリシャスに美味しかった。スープ割りも旨い旨い。いや、良かった。

(2005.07.11)
  
担々たぬき・・・。担々たぬき・・・。何て素晴らしいネーミングなのか。そんな訳で、会社帰りに行く事にしたのだった。入店して店主前のカウンタ席に着席する。そして勿論、雑誌の千葉ウォーカー限定のラーメンをお願いする。「あの、味玉二個入ってそうなのお願いします」てな感じで。言ったが、判って貰えず残念だったりする・・・。ま、そんなやりとりもありながら、程なく到着。

ドンブリの鶏団子二個を見てなるほど、そういう事かと気が付いたりする。その鶏団子が秀逸で、炙ってあり大変に美味しいものであった。

ラーメン自体は、大変オリジナル性豊かな坦々麺で、自家製ラー油や粉チーズは良かったが、スープに入ったヨーグルトは、別皿でシンプルにして果物にかけた甘いデザートにした方が良かったかも知れない。

(2005.03.30)  
   
こちらも最新の石神氏の本に、登場していたのだった。なんたって、無化調九州豚骨である。また食べたいと言う事で、今日は夕方頃から降り出した雨の中、会社帰りに一駅乗り越し、こちらへ入店。

店主とご挨拶すると、「雨の中ありがとうございます」と嬉しいお言葉。こういう一言が、これから食べるラーメンを何倍にも旨くしてくれる。思わず、「旨いラーメンがあれば、例えヤリの中でも来ますよ」と返す。でも本当にそれが降って来たら、ぐぎゃ、ぐぅお、どぉえ、である。ちゃーしゅーめん900円をお願いする。程なく到着。

また旨くなっているのだろうと来たが、やつぱりそうだったのだった。なるほどなるほど、である。ただ自家製麺らしい麺に、ややカン水ムラがあったが気にならない程度ではあった。総括的には、トンコツパラダイスで大変良かった。略してトンパラ。う、続かない。

(2004.12.04)
   
今年の猛暑はいつまで続くのか、どうなんだろうと思いつつ、冷房がよく効いた総武線各駅に乗って帰途に着く。う〜む、どうなんだろう・・・・・・どう?そう言えばと、久々こちらに向かう。相変わらず安易である。「千葉ラーメンスタンプラリー2004」、これで三軒目となる。いつも降りる本八幡をやり過ごして次駅の下総中山駅で下車。駅前広場ではちょうど盆踊り大会が華やかに行われていて、とてもにぎやか。人の波を擦り抜けて、こちらへ到着。

その盆踊りの開催もあってか、先客が結構おられた。あらかじめ切っておいたクーポンは、替玉か又はギョウザ百円引きで、ラーメン大盛にギョウザをお願いした。味を薄味でお願いする。クーポンは何れにせよ百円引きとなる。先日、大槍を壁に掛けてあったお店を思いだし、「どうたぬき、飾らないんですか?」とお聞きすると、「危ないですから」との応えが返って来た。程なく到着。

薄味の所為か、豚骨スープの良い所が顔を出して良かった。丁度一番濃度の濃い時間帯だった様で、これはド豚骨の領域と言える。ニンニクチップが感じられない分、とっても良い感じだった。ギョウザもほぼ同じ時について、いい感じだった。帰る頃店主が、「スタンプはあちらにありますので」との事で見ると壁にラリーのポスターが貼ってある所にスタンプが紐に括って、ぶら下がっていたのだった。

(2004.08.06)
 
またこちらのラーメンが食べたくなり、会社の帰り道、また暖簾を潜る。先客無しでやや寂しい感じの中、店主にご挨拶してチャーシューメンをやや風邪気味という事もあり、ニンニク多めでお願いする。程なく到着。

どこと無く以前の感動が蘇られない。そんな事は無いさと、食べ進む内に幾つかの事に気が付く。まずニンニクを強くして貰ったので、より判り易くなったのか、ラーメンたつみの時に感じたニンニク感があった。ニンニクチップ独特の苦味感である。また豚骨の髄液が以前よりも多く感じ、ラーメン劇場内のドラゴンスープ拉麺帝国のラーメンスープが自分の中でオーバーラップしていた。

よくコラーゲン豊かな美味しいラーメンという表現があると思う。しかしそれは実際旨いか?と聞かれればタレや味付けが良ければ旨いでしょうとなる。こちらはそういう意味では悪く無いが、豚骨の髄液自体あまり多いのは、どこかそれだけで敬遠しがちな様に自分の好みが変化した感がある。

店主と世間話しの中でお子さんに好まれない事があるとの事であったが、子供は大人よりも、舌が敏感であるからこちらのラーメンがドラゴンスープ並みの濃さに感じ、バランスが独自に変わっている可能性が高いのではないかと推察する。それにしても、総括的には髄液の量もさる事ながら、無化調のあまりなのか胡椒が強くなった感もあるので、当初の久留米ラーメンのあっさり嗜好に戻って欲しい所であった。わがままなヤツである。

(2003.12.27)
  
陽が暮れる時間が、徐々に早くなるのを感じる九月中旬。一時の暑さも峠を越した所であろうか。横川で釜めしを食して出掛けた訳では無い。会社の帰り道、午後八時半頃。一駅先の下総中山駅まで行き、駅からそう遠く無い場所のこちらのお店に入る。先客は若いカップルと、お兄さんの計三人で比較的店内は空いていた。店主がおられる前のカウンタ席に座る。ちゃーしゅーめんをお願いする。

しばらくしてから麺未投入を確認して、「すみません、バリカタでお願いします」と気付いて貰う様に言ったら、「あ、どうも」と気がついて頂く。客席と厨房のあいだに、小さい暖簾がぶらさがっており、某店を参考にしている所か、厨房の熱気も抑えられ良い効果になっている。程なく到着。

湯(スープ)は以前よりニンニクと胡椒が効いてより主体性を強く感じた。胡椒の辛みが良い感じ。豚骨臭は殆ど無く以前同様深みのあるコク。そしてトロミがあり、久留米であり、熊本であり、オリジナル豚骨でありと言った所である。「頭の所を使っていますが、むしろゲンコツの下処理が駄目だと豚骨臭が強くなるんですよ」との事だった。味玉も半熟度合いが絶妙だし、煮豚も良い肉を使っている感じ。麺も以前同様良いので替玉をお願いし、後半卓上ににんにくチップが置いてあったので少し入れてみる。

よりニンニクテイストが高くなる。またスープを最後の一滴まで楽しめる仕様が良い。最後に多少なら良いが、色々沈んでいるのは好きで無い。「少し残っているのは胡麻のペーストです」と教えて頂く。開業当初からの隠し味の様で思わず、「こりゃ、ゴマかされましたね」と、素直な返事のつもりで言ったが、やや店主の笑い声が乾いていたのは何故?(気がつけよ)

(2003.09.19)
  
ゆあTeaさんのサイトでこちらのお店のオープンを知り、しかも高い評価と言える「B」で、中山にあるとの事。昨日から降り止まない雨の中、休みだったので早速行って見る事にした。京成電車で二駅目の京成中山駅で下車して向かう。中山法華経寺の参道と、反対側に進み程無い所でまだオープンしてまもない感じの新しい外装。7月に開店したばかりらしい。オープン時はチラシも作らず、ひっそりと開店したらしい。

比較的広いL字形の店内でカウンタ席に先客は老夫婦と若い方一人。厨房には30代後半風の店主と、アルバイトらしき若い方が賄い飯をカウンタ席の一番奥で食べていらした。券売機は無く、メニューを見てちゃーしゅーめんをお願いする。やっぱりこれしかないと思う今日この頃。気が付けば殆どがこのラーメンの様な気がする。店名の由来のインフォがあり、名刀どうたぬきから命名と云う事が連ねてあった。子連れ狼にも出て来るらしい。程なく到着。

湯(スープ)はあっさりながらトロミもあるコラーゲン豊かな白濁豚骨に、ニンニクが利かせてある熊本ラーメンと言った感じだが、胡椒なども入っている。店主が、「博多ラーメンの殆どは化学調味料を使っていますがウチは使っていません」との事で、成程しっかりしたコクの中にすっきりした味わいがあるのに気が付く。ただ色を出した胡椒が後半、下に滞留した分やや濃く感じ、その旨お話しすると店主も気にしていた感じだった。麺はやはり替え玉対応博多と言うよりは九州タイプの加水低め中細ストレート仕様。チャーシューが秀逸で、口の中で淡雪の様に消えて行く妙は素晴らしいものがあった。

食べている最中、「あれ、替玉は無いの?」とお聞きすると、「すみません、替玉100円、大盛50円がメニューにありませんがやっています」との事で、麺が無くなりかけた頃、「替玉お願いします、パリカタで!」と告げて食べた。

熊本ラーメンは久留米から荒尾、玉名とJR鹿児島本線を進み、熊本で花が開いたラーメンだそうで、博多ラーメンと違う文化だそうである。ここのラーメンは食べて見てインターネットで周辺情報をリサーチして思ったが熊本ラーメンでも久留米ラーメンでも無い、丁度中間にある知る人ぞ知る玉名ラーメンの様相であった。店主は東京で以前、サラリーマンをやっていたそうで、独学で修行経験無しの脱サラ組だそうで、歴史ある中山の地に熊本・玉名の風を吹かせてくれそうである。なお風邪には注意したい。

(2003.08.15)


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