麺酒場 蒜 千葉・馬橋





夏も佳境と思えるような、様々な蝉の音色が早朝から響き渡る、八月下旬の金曜日だった。ツクツクボウシ、ヒグラシ、アブラゼミ、クマゼミが行く夏をコンプリートする。

子供の頃の自宅周辺は、広い野山と田圃が広がる周辺だった。大きな入道雲の下で駆け回り、カブトムシやクワガタにタマムシもよく見掛けたものだ。

そんな今日は何時もより遅い仕事帰りとなり、JR三郷駅のプラットホームに上がった頃には、午後7時半を過ぎており陽もとっぷりと暮れていた。

さて今夜もラーメンの予定で、そんな時に思い浮かんだのが、こちらのラーメン店であった。数年前のこちらがオープンして間もない頃、馬橋駅近くに新店が出来た情報を元に、さっそく店頭に立った事があった。

すると夜しか営業しない事が判り、しかも夜八時に営業開始と言う事で、いつかは入店して見たいと漠然と思っていたのであった。

松戸では珍しい喜多方ラーメンを提供するお店らしく、醤油も麺も喜多方から取り寄せているらしい。

安蒜と書いてあんびるさんが店主で、そこから店名が来ている模様だった。ニンニクを示す場合が多い、そんな漢字だったりする。

ちなみに余談だが、松戸市内にはアンビル酒販と言う名前のディスカウントリカーショップがあり、店主の名前と同じで、何処かで繋がっているかも知れないが定かではない。

さてそんなわけで馬橋駅のすぐ近くで、マツキヨが直ぐ目の前にある、こちらの店頭に到着した。

すると午後八時まで数分あり未だ開店しておらず、思わずマツキヨの中に入り歩き周って、時間を潰す私であった(おいおい)。

そろそろかなと外に出ると、お店の照明器具に電源が入り始め、準備中から営業中の札に掛け替えられたばかりであった。

早速中へ入って行くと無国籍酒場風な店内が広がり、沢山のアルコール類のビンや容器が目に飛び込んで来た。

厨房の前にカウンター席があったのでそこに腰掛け、メニューリストから喜多方ラーメン店と言う事もあり、チャーシューメンをお願いした。

今日は湿度の高い日で、来た冷水がやたら美味しく、思わず全部飲んでしまい、思わずオカワリをお願いした(おいおい)。

ラーメン店と言うよりは、バーや居酒屋と言う雰囲気のこちらだったが、ふと厨房を見ると喜多方の曽我製麺の麺箱があった。程なく到着。

おお、如何にも喜多方ラーメン風なチャーシューが、並ぶラーメンでこれは美味しそう。それではと口にして行けば、なるほどなるほど旨い旨い旨い。

チャーシューがなかなか良く、中太平ちぢれ多加水麺にも良い風情があり、醤油ラーメンかと思えばどちらかと言えば塩ラーメンで、そこら辺をお聞きすると醤油と塩の中間を狙ったそう。

いわゆるところのウマ調系だが、風情よく豚骨鶏ガラが利いて独特な甘味も感じられ、お酒好きな方にはそちらで色々なメニューが用意されており、シメに本格的な喜多方ラーメンが楽しめるお店であった。

気が付けば完食。いや、良かった。

(左フォト) チャーシューメン/同拡大画像/店舗外観 (2009.08.21)


 麺酒場 蒜(びる)

 住所:千葉県松戸市西馬橋蔵元町15   定休日:日曜日   営業時間: 20:00〜翌6:00

 アクセス:JR常磐緩行線馬橋駅西口下車。ロータリー右手の道を進み、程ない左路地を入って
       進んだ左側。徒歩改札口よりおよそ3分。



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