べんてん 東京・高田馬場
※2014.6.28閉店





水蒸気が青空を幾分だけ白くさせて、ワタアメのような雲が往く季節の初夏を彩っていた、そんな六月水無月後半の休日木曜日だった。

昨夜の話しになるが、当日のラーメンレポートをネットにアップして一段落しつつ、さて明日は何処のラーメン店に訪れてようかとネットで秋葉原周辺のラーメン店情報を収集。

そして当サイトTOPに載せているメールで、何かしらの情報が来てないかをいつものように確認。すると10年来の訪問者の方から久しぶりメールが届いていた。

その内容を見て驚いた。なんと今月28日を以て、こちらが閉店してしまうと言う。あまりにも意外な情報なだけに、最初は信じ難かったがネットでなるほど話題騒然の出来事だった。

そんなわけで本日は、もはやこちらしか考えられなかった。と言うわけで久しぶりに高田馬場で下車して、神田川沿いに佇むこちらの店頭へ午前10時半頃到着。

すると40m近く手前まで延伸する行列が待ち受けていて、さすが恐るべしべんてんさんと言うしかなかった。店先には確かに28日で閉店する悲しい出来事が綴られていた。

しばらく前から月曜日も定休日となって、夜営業も止めてしまったらしく、その案内も一緒に貼られてあった。店主の不調状況が、見えて来る営業時間掲示だった。

後ろに後続する方が並ばれてから行列の先頭のまで行き、その人数を確認するとほぼ70人。二時間以上は待つことが、容易に推測出来た。並ぶ方々の中に、よく知るマイミクさんが二人おられた。

正午頃には100人を越えて、本日の対応既定数となったらしく、店頭の暖簾が外されていた。店内に入れてカウンターの席に座れたのは、それからしばらくした後で、並んでからおよそ三時間近く経ってからだった。

もう、お腹は腹ぺこ状態となっていて、それだけについ注文のフライング。その後でオーダーとなって、あらためて塩ラーメンを味付玉子と共にお願いした。

店舗建物の外は足場が組まれていて、古い建物だけ近々建て替えが成されるところだろうか。べんてんファンならずとも出来ることなら、建て替えた後に新生べんてんがオープンして欲しいところだ。

しかし店主にそこら辺をお聞きすると、体調不良もあって完全閉店してラーメン店を再開させる予定は全く無いそう。

まぁ何年かして復調したら、焼鳥屋の親父でもやりたいそうだ。焼鳥を焼いている店主の、そんな実直なお姿を想像して見た。

ふと厨房を見ていると、塩ラーメンが最初に用意されていた。細く微塵切りにされた生姜の上に刻みネギが置かれ、いつものようにそこへ熱した油が軽く注がれ、それで音がジュッと響いてから目の前へ丼が置かれた。

それではと行かせて貰えば、それはもう絶大に壮大に素晴らしい味わいが実にたまらないもの。1995年に創業した頃は中華料理店だったらしく、途中からべんてんとして営業して今日に至って来たこちらのようだ。

提供されて来たつけ麺やラーメンが魅力的だったからこそ、べんてんは多くのファンに愛され続けて来たのだと思う。しかしながら店名が持つオーラがそうさせたのか、高田馬場と言う街がそうさせたのか、私はそれ以上の何かを感じずにはいられない。

でもそれは一歩引いて冷静に考えて見れば、店主が培って来た努力の賜物以外に他ならないのだろうと考えることが出来る。そんなこちらが今月の28日で、閉店してしまうことはひどく悲しい。

気がつけば完食。いや、美味さ無限大の果てない素晴らしさの絶大に素敵な自家製中華ソバだった。

(左フォト) 店舗/塩ラーメン+味付玉子/入口 (2014.06.19)


 中華そば べんてん

 住所:東京都豊島区高田3-10-21  TEL:03-3208-3790

 定休日:日曜日・月曜日  営業時間:11:00〜15:00

 アクセス:JR山手線高田馬場駅早稲田口下車。駅前早稲田通り横断歩道を渡り右へ進み、左へ
       行く車道を曲がり神田川手前の側道を右に入り、しばらく歩いた右手にあり。なお手前の
       左手に並ぶこちらの行列が大抵あり。



この日の行列は、100人におよんでいた。

閉店のその日まで、この長い行列が続くことだろう。

長い間美味しいラーメンをありがとうございました。

ラーメン、つけ麺、油そば、どれもが人気メニューだ。

カウンターテーブルに座れたらもうすぐ。

1995年に創業した頃は、中華料理店だったらしい。







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やや霞んだ青空から夏の陽射しが夏の大気を貫いて注いでいた、今日も昨日のように暑かったそんな八月葉月上旬の夏薫る休日火曜日だった。

本年元旦に特製ラーメンを愉しませて頂いたこちらだが、しばらく前からまた訪れたくなっていた。

出来ることならば塩ラーメンにチャーシューを敷き詰めた、それをがっつりと喰らいたいものだが、確かメニューには無いものの多分大丈夫だろうか。

そんなわけで中央線快速電車に山手線と乗り換えて高田馬場へまたやって来た。駅のホームに鉄腕アトムアニメ主題歌のメロディが流れて、乗車した電車が池袋方面へ消えて行った。

改札口を抜けて神田川に出て、少し歩けばこちらの外列が見えて来た。4人が並んでいたが、ちょうど一人が帰って行きそれを見て先頭の方が中へ入った。

よって列に加わる頃には、四番目として並んだ。神田川のせせらぎに目を移すと、ツタの緑が周辺に映えていた眺めとなっていた。

お正月は寒かったが、この時季だけに暑かったものの神田川の涼風がそれを和らげてくれた。

目を店舗の入口にさらに移すと、従業員募集の貼り紙が店先にあった。社員として募集しているようで、将来独立を志望する人を歓迎しているそう。

しばらくすると中に入れて、空いていたカウンター席に腰掛けた。暑さもあって、冷し油そばのみそ味に気を引かれるところとなった。

そこは初心貫徹とばかりに、さりげなく店主に塩ラーメンのチャーシューメンが出来るかお聞きすると、塩チャーシューねと普通にオーダーが通った。

また以前と違うアルバイトらしき女性が一人店主と一緒におられて、もうすぐ辞めてしまうので従業員を募集しているところなのだろうかそこは定かでない。程なく到着。

並盛で麺量350gもあってかドンブリからはみ出そうな勢いを感じる、厚みのある大判チャーシューが5枚も乗って圧巻の塩チャーシューメンだ。

ずいぶん前に醤油のチャーシューメンを食べて、以前に塩ラーメンを口にして、この塩チャーシューを漠然と喰らいたいと思っていただけに目の前にして嬉しさもひとしお。

それではと行かせて貰えば、やや煮干しの際立ちを感じる、その絶妙感さえ有する美味し味わい。こちらの塩ラーメンと言えば、刻んだ白ネギに油を垂らして焦がしネギにして楽しむもの。

チャーシューメンの場合は、それが一枚のチャーシューの上で、その世界観が繰り広げられていた。

それだけなくそこに擦り生姜が和えられており、それが清涼感となっていて、また実に素晴らしいシフトを造作していた。ゴマ油が効いたメンマがまた泣けた。

後半になってから、食べ切れるかオレと自分に問いかける言葉が脳裏をかすめたりもしたが、最後はスープさえも完飲して気がつけば完食。

隣りの方は油そばらしく、それもまたやはり美味しそう。麺を若干残してスープ割りを依頼して、さらに油そばメニューを満喫していた。

精算を済ませて外に出れば、神田川からの夏のそよ風が、行く季節の旋律を奏でていたようだった。いや、かなりとんでもなく果てなくどこまでも途轍もなく良かった。

(左フォト) 塩チャーシューメン/店舗遠景/高田馬場駅 (2013.08.02)


晴れ上がった青い空から新年を祝うように陽射しが燦々と注いでいた、そんな休日となった2013年の元旦を迎えた朝方だった。また時代の淵から新しい年がやって来た。

皆様あらためまして新年あけましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

そんなわけで元旦に毎年恒例の中山法華経寺に初詣へ出掛けて、またその裏手にあるご先祖の墓参りへ。

数年前から墓地のそばにある花や線香を販売する場所が年始休みで営業しないようになり、昨年同様参道まで戻ってそれらを購入。

来年こそ線香に火を付ける道具を準備して、花などを先に買ってから寺の裏手に回りたいものである。

さて昨年は新年ラーメンが大晦日ラーメンとなったためこちらの訪問を断念したものだが、どうやらネットによると今年はまた元旦ラーメンが提供されるようだ。

と言うことで墓前を後にしてJR下総中山駅から総武線電車に乗り、飯田橋で東京メトロ東西線電車に乗り換えて高田馬場で下車。

出口そばの横断歩道を渡って右手に進み行けば、神田川の穏やかなせせらぎの音が響く、そんな店頭へ正午頃にやって来た。

するとこれが三十人近い行列が待っていて、相変わらずおそるべしと言うしかないこちらだった。ひとときだけ外に居るとそうでもないが、じっとして立っていると手か悴んでけっこう寒かった。

晴れ渡った上空にすじ雲が伸びていて、上は風がかなり強いのか数分もすればその形を幾重にも変えていた。徐々に詰まって行く神田川沿いの行列で、すぐそこに入口が見える場所まで来た。

入口のドアには年末の日曜日の30日は営業して、元旦のみ特製ラーメンを提供し、明日から六日まではお休みで七日から通常営業となることが張り出されていた。

長い行列にどうなることやらと思ったが、それでもほぼ一時間程度で入店出来た。ふと直前に後ろへ振り返ると、20人近い方が寒空の下で待っていた。

中へ入って見ると次に空く席を待つようになっていて、程なく一番右端の先客が精算して帰って行かれてそこに促されて着席した。メニューはもちろん、伊勢海老に甘海老も入るらしい元旦特製ラーメンだ。

オーダー時に先客が口にするラーメンに味付玉子らしきものが乗っているのをめざとく見つけた。そこでそれと一緒に特製ラーメンをお願いして見た。

すると特製ラーメンに前半だけ味付けしていない茹で玉子がサービスで乗るらしく、なるほどそれかとなって味玉の注文は取り下げた。

思わず先日訪れたふくちゃんを思い出してしまった。その方が見栄えのする特製ラーメンとなるからと店主がさりげなく教えてくれた。

厨房には幾つかのズンドウが並んでいるが、さりげなく観察していると一番左側のズンドウはお湯を沸かすためだけのものらしく、その右手にある麺を茹でる鍋におたまを使って注ぎ足していた。

その右隣りはメインのダシスープが入っており、一番右端のズンドウは追加用のダシスープらしく、たまにメインのズンドウの方へ追加スープを移していた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、伊勢海老らしい麗しい味わいが実にたまらないもの。海老みその軽い苦みがまたかなり素敵だった。

削いだような乱切りしたような白ネギが、新鮮な分とんでもない量を利用しているのであろう豚骨と伊勢海老の旨味をそれぞれ引き立てていた。

今日もメンマがかなり美味しく、厚みのある煮豚がまた良かった。半熟具合がかなり良かった茹で玉子は、いつのまにか提供を終えたのか厨房のテーブルから消えていた。

気がつけば完食。いや、今回も果てなくとんでもなくかなり素敵で実に良かった。

(左フォト) 正月限定特製ラーメン/すじ雲が広がる周辺/長蛇の行列 (2013.01.01)





冬の彩りが全て揃うのは未だ先であるものの、確実に一色一色が年の瀬に向かって染まってゆく、新潟市内から雪の便りが届けられた12月中旬休日の金曜日だった。

煮干しを利用したラーメンや揚げネギが浮く焦がしラーメンの提供をネットで目にして、午後の所用もあってこちらへ出掛ける事にした。

どうやらこちらの年末年始が、いつもと違うらしい。年末は29日まで通常営業だそうで、30・31日は11〜16時営業のよう。その大晦日は特製ラーメンのみの提供らしく、今回新年特製は無いそうで元旦から四日までお休みして五日から通常営業となるらしい。

そんなわけで何かしら新メニューにはありつけるだろうと、飯田橋で東西線電車に乗り換え久々高田馬場へやって来た。午前11時開店に対して、その15分後に店頭へ到着した。すると四人の方が神田川側のガードレールにもたれて待っていた。

寒い所為か、もたれないで待つ人もいた。ほんの数分で六人の方が来て、タイミングが良かったようだった。以前の暖簾が紐のようになって新しい手作りの暖簾になっていたが、またその暖簾が紐のようになっていた。15分程で店内に促されて、まもなく席が空いてそこへ着席。

見ると垂れていた紙に表記された新メニューは焦がしラーメンのみだった。お聞きすると煮干しラーメンは特製メニューだそう。それはこちらで土曜等に提供する特別メニューを意味していた。つまり平日は提供していないものとなる。

新メニューが続いていただけに、煮干しもそうだと思ってしまった。ちなみにその特製も開店して席が2巡する頃にはなくなってしまうそう。ともあれ今回は未食の焦がしラーメンで行こうとなって、塩ラーメンもあったが焦がし醤油ラーメンにして味玉トッピングをお願いした。

前回来た時に堪能したみそ味の油そばは、塩味の油そばとなっていた。後続客はそうしたラーメンメニューに目もくれず、こちら一番人気のつけめんをオーダーする人が多かった。店主が丹念に大量の麺をほぐした後、一気に麺を茹で釜へ投入。一定時間してから、ザルできっちり測った如くドンブリに麺が入って行った。

ジュワッとした音が厨房に響いて振り返ると、高熱の油がネギの上に垂らされたようで、焦がしラーメンだけドンブリからその湯気が迸っていた。

店主がレンゲで味見をして、程なく到着。味玉を自分で箸で割ってから記念撮影。まさしくネギが焦がされた焦がしラーメンで、揚げネギから来る香ばしい香りが、たまらない食欲を誘うものだった。

それではと行かせて貰えば、果てしなくとんでもない、太陽の恵みを思わせる美味しさ。太い麺とスープが、いつもと違う表情を魅せていた。厚いチャーシューもドンと乗ってこれがまた美味しく、メンマさえも高級食材と言いたくなる程実にうんまい。味玉も半端ない良さだ。

そのつややかさは何処よりもあでやかなもので、これぞべんてんの真骨頂と言える味わい深さ。こうなると塩も気になるところだ。

スープを一滴も残すことなく、気がつけば完食。その瞬間に森羅万象あらゆるどのラーメンよりも美味しいと感じた。いや、どの名店よりも名店と言える、さすがべんてんさんのラーメンであった。

(左フォト) 焦がし醤油ラーメン+味玉/店舗入口 (2011.12.16)







夏の大空に雲が多めに出て陽射しを隠しては現われて、気温がその度に上昇していた7月後半の休日月曜日。先日はこちらを予定していたが、結局ずれこんで今日こそと訪れる事にした本日であった。

そんなわけで総武線電車を飯田橋で下車して、地下鉄東西線電車でまた高田馬場へやって来た。神田川に出て気まぐれに橋を渡ってからこちらへ向かうと、店舗が遠くに見えて手前にそう長くはない外列も見えた。

再度先にある橋を渡って店頭に到着。行列は5人が並んでいてその後ろについた。開店して10数分が経過したばかりだけに、20分近くは待ちそうな感じで案の定待ったが何故か予測より遅かった。

ただ油そばに塩ラーメンにつけ麺とラーメンが交錯すれば、その分時間がずれるだけに想定内ではあった。一人が帰って行ったので入店すると、ちょうどドアを開けた前のカウンター席が空いていて、そこに腰を降ろしながら、予定通りみそ味・自家製ラー油と添え書きされた冷し油そばをお願いした。

何気なしに盛況な店内を見回すと、ばかデカいドンブリに頭をもたげる先客を発見。ドンブリにはおそろしい程の量の太麺が入っていた。スープが見えないからオーダーしたものと同じ冷し油そばと思われるが、こちらの大盛りと言えば麺量1000gだが見た目もっと多いように思えた。

これがするすると麺が消えており、顔にアザがあるなどおそらくプロボクサーだろうか。おそるべし以外の言葉が思い浮かばなかった。店主も身体の何処に麺が消えて行くのか興味津々そうだった。厨房には店主の他に比較的若い中国人女性がおられた。正午に近づくにつれて外はかなりの暑さ。

先客が精算を済ませて外に出て行っても、後続客は暑さにやられているのか気が付かないのかなかなか入店して来ず、その度に従業員の女性が入店を促す為大声で呼んでいた。程なく到着。

なるほど油そばと言えば具材が麺の上に乗っているものだが乗っておらず、太麺に自家製ラー油がまんべんなく振りかけてあるだけだった。

具材は無い訳ではなく中に忍ばせてあり、箸で探せば確かにメンマや拍子切りされたチャーシューが入っていた。おそらく具材を暖めて旨みを出やすくしている所なのか。

またはこの油そばの主役は麺だと言う事を、判り易くする為にこうしたと言われても、それは頷ける程にいい麺であった。軽く適度に入る底の味噌だれを絡めて行かせて貰えば、こちら特有の風情のある太麺が功を奏して実に素晴らしい油そば。やはりラーメンは麺だと言いたくなる美味しさ。

自家製のラー油の辛さが、じわじわと来るものでそれがまた良かった。ある程度食べ進めたらスープのサービスがあるそうで、麺を3分の2ほど平らげてからそのスープを入れて貰った。その際に醤油だれを入れますか?と来たのでそこはもちろんお願いした。

なるほど味噌だれとはまた違った味わいに、2つのメニューを続けて愉しんだ感覚になれて、それが更なる大絶賛ものとなって素晴らしい冷し油そばと言えた。

気がつけば完食。時につい最近まで「街の味探求系ラーメングルメ情報サイト」としていましたが、思う処があり本日から「ラーメン時流研究レポートサイト」と改めました。いや、夏メニューらしく、べんてんらしくな美味しさだった。

(左フォト) みそ味自家製ラー油冷し油そば/店舗遠景 (2011.07.25)







青い空が青い分だけ空気が冷たい、そんな朝方の平成23年元旦。正月の朝はいつも何処か違う気分になるものだ。TVを点ければお約束の正月らしい番組内容で、そんな中で富士山の山頂部から太陽が朝方出るダイヤモンド富士現象を生中継していた。

出そうで出ない太陽に手に汗握りつつ、その現象をTVの前で待つ一人となった。しばらくするとついに富士の山頂部から太陽が出て来て、思わず居間で手を合わせて拝んだ。そんなわけで遥かな地平線から、今年もまた新年がやって来た。

皆様新年あけましておめでとうございます。今回嫁さんは元旦から仕事で振り返っても誰もおらず、いつものようにバナナ一本の朝食を済ませた。外出する服に着替えてスタジャンを羽織り、毎年恒例の法華経寺初詣参拝と御先祖の墓参りを久々一人で出掛けた。

京成中山駅で電車を降りて、今年もなだらかな坂道を上がって法華経寺の山門を潜った。今回気軽な一人だったので檀家の寺にも気まぐれで立ち寄って、先にそこでお賽銭を賽銭箱に投入れげて参拝。

その後で古い破魔矢をお焚き上げ所に納めてから新しい破魔矢を購入。今年は小型の方にしてみた。そして本堂で再度お賽銭を投げて参拝してから裏手の先祖の墓に行った。

一通り綺麗になった事を確認してからまたその前で拝んでそこを後にした。下り坂の参道を下りて行き京成の踏切りを越えた。

いつもならば嫁さんも居るから帰宅するかどちらかの実家に訪問する通年だったが、今回はそれならばと、こちらへ向かう事にした今年であった。

そんなわけでJR下総中山駅の改札を入った。最近商業施設名が東京ソラマチと決まった、工事中の東京スカイツリーを総武線電車内から眺め、秋葉原で山手線電車に乗り換えて高田馬場にまたやって来た。

神田川沿いにある店頭へ到着すると、さすがの外列が待ち受けていた。何気なくその人数を数えて見るとこれが22人で、思わず目の前の川もあってかぐや姫の歌でもある曲を口ずさみながらその列の後ろへ着いた。

なんと今年は元旦のみ営業して、二日から五日までお休みだそうで、六日から通常営業となるらしい。今回ちょうど元旦に行ける状況となり、口にする事が出来そう。

およそ1時間強で入店出来て、中へ入るとちょうど空き席が目の前でそこの席に着いた。オーダーをする必要は無く、今日は伊勢海老と渡り蟹出汁の特製らーめんのみの提供。

大盛が出来るか確認したい処だが、万が一対応可能でそれにすると大変な盛りに成りかねないのでそこは口をつぐむ。追加トッピングはどうなんだろうと思っていると、後続して入ったお客さんが聞いていて、そうした対応をしていないそう。

そんな頃また違う後続のお客さんが、麺少なめとビールをオーダー。すると刻まれたチャーシューとメンマを小皿に盛りラー油を垂らして酒の肴が供された。それを見ていたらお正月だしたまにはいいかとなって、それ欲しさにビールもお願いした私だった。

すると瓶ビールと肴と共に来たコップは何とギンギンに凍っており、上部の縁には氷が盛り上がってどうすればこうなるのかお聞きしたい程に氷がへばり付いていた。酒の肴はラー油もあって実に美味しく、ビールもそのコップもあって実に良かった。

そう言えばしばらく前にべんてん出身の方が相次いで出店して、吉祥寺の方へ出向いた事がふと思い出された。1年前は二日に来て元旦ラーメンの出汁で海老つけにありつけたが、今回はその正真正銘の伊勢海老に渡り蟹も利いたラーメンらしく実に感慨深い。

まもなく到着する頃、なんと見れば運よく店主自ら私のラーメンを持って来てくれたかと思えば通り過ぎて、なんだ違うのかと思えば戻って来てフェイントが入ってから私の元に到着してそこはもちろん有り難く受け取った。

それではと行かせて貰えば問答無用の美味しさに、一度垂れた頭(こうべ)を上げる事なくそのべんてんワールドに浸って手にする箸の速度が次第に倍加して行った。

大判のチャーシューはどこまでも肉肉しく、芳醇なスープは一滴たりとも残したくない美味しさ。

中太麺がスープと一体化した旨さを示して、メンマさえもとんでもない美味しさと言えるものだった。店先に午前11時から営業と表示して、店頭に着いた午前10時過ぎ頃には既に店内にお客さんが入っていて、これだけの美味しさを誇るこちら。

それだけに、もしもTRY大賞のような日本一のラーメン店を私が決めてもいいのなら、もちろん間違いなくこちらとなるだろう。気がつけば完食だった。いや、とんでもなくそれはもう、かなり凄く良かった。

(左フォト) 正月限定特製らーめん/ビールとコップ/サービスの肴 (2011.01.01)







真夏の煌めきがいっそうに輝きを増して、今日もまた朝から気温がぐんぐんと上昇していた、7月も下旬となって来た休日水曜日の正午頃であった。

そんな今日は幾つかの候補店の何処へ行くか決めかねながらも、とりあえず都内移転某店かなと考えて都営新宿線電車に乗車。急行電車が出たばかりで間に合わず、後続の各駅停車の電車だった。

そんな折り何かのきっかけで、ふとこちらが浮かんだ地下鉄車内であった。暑い日々がこう続くと何処かしら新店訪問の冒険心がそこは萎えるもので、こちらはいつも行きたい一店だけにそれなら今日はこちらにしようとなった。

そんなわけで新宿線電車を九段下駅で下車して、向かう方向を変えて高田馬場にやって来た。外に出ればやはり容赦のない、強い陽射しが人々を襲っていた。

正午時ながら平日の猛暑の陽射しに、長い行列は無いだろうと踏んでやって来たが、せせらぎが聴こえて来る神田川沿いに出来る行列は、たまたまなのかそこまでとは思っていなかった4人だけの人しか並んでいなかった。

並んだ位置は陽射しが陰になっていたが、二人が店内へ消えて行くと陽が照っていた場所だったものの、まもなく先客が順次出て来てこられてそう待たずに入店する事が出来た。一番奥の席が空いていたので、そこまで慎重に先客が座る椅子の後ろを通過して、そこへ腰を降ろした。

着席すると、左手には製麺機が置かれていた。さて今日は何にしようかと頭上のメニューを見上げれば、そこにあった辛つけの文字に即座に読み上げるようにオーダー。そしてさほど間を置かずしてチャーシュー入りでお願いした。

こんな時季の厨房はとんでもない気温になっており、いつもながらお店の方は大変だと思う。店主の目もややうつろ気味でやはり大変そう。

厨房には店主の他に以前の男性と違って若い女性従業員がおられ、慣れた手つきで大きいザルに入った茹で上がった大量の麺を、水きりしてドンブリに盛っていた。

そう言えば店名の「べんてん」とは弁財天の事で、音楽や弁才に財福の女神として琵琶を持って七福神の一神としてよく表現されるが、店主も含めて男性しか見なかったこちらの厨房だけに、弁天娘とも言える方がおられるのは確か初めてだった。程なく到着。

辛味料が浮いたつけ汁に、いつもながら風情のいい太麺が気前いい量でやって来た。それではと行かせて貰えば、これがさすが名店だけあって実に冴え渡る美味しさで、麺も絶妙の妙なる食感と味わい。

辛味料からは濃厚な海老の香りと味わいがダブルで迸って来て、新年の時に味あわせて頂いた海老つけを思い出した。そこに私からすればやや強めの辛味が加わったもので、後半になってから汗がしばらくの間だけ止まらなかった。

メニューインフォには麺量350gと明記されていたが、やはり気持ち多めだった。とは言えその美味しさから、それは気がつけば完食であった。いや、美味し辛つけで良かった。

(左フォト) 辛つけチャーシュー並盛(汁・麺) (2010.07.21)









新年とはいつも気持ちが新たとなり、初心に戻る感じもあって毎年のことながら何処か素敵だ。昨年十月にドットコムになった当サイトだが、勿論スタイルが変わる事も無く続けたいと思うが、更新頻度は今後の仕事内容次第であったりする。

それにしてもURLが変わるとその誘導がやっかいなもので、古いURLをいつまでも残して置くわけにも行かないが、つい最近までそれぞれのトップページだけを残して新しいURLに誘導して来た。

しかし同じサイトタイトルが、二つ以上のURLでいつまでもあるのは何だかすっきりしない事もあって、つい数日前に思い切って古い方のURLをサーバー上から消した。

案の定トップページのカウンタは激減して、検索サイトもしばらくは古いURLでヒットしてしまいますが、そうしたわけですので何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

さてそんな今日は、こちらの店頭に立つ前にお茶の水駅で下車。午前9時過ぎの人の出足もまだ少ない、いつも行く神田明神へ初詣に出掛けた。

去年の熊手をお焚き上げ所に置いて、お賽銭を投げて参拝。そして前回より小さいA4バッグにほぼ収まる熊手をまた購入した。

そして裏手の階段を降りて行くと、何処かで知った新店があった。そこを過ぎて昌平橋通りに出ると、以前よく訪問していた某店が何と閉店しており、しかも4日からそちらとは無縁らしい同じ二郎系インスパイアーを提供予定の新店がオープンするようで驚きだった。

そんな事がありつつも秋葉原駅まで歩いて、黄緑色の山手線電車に乗って高田馬場で下車。フォークソングにも歌われる神田川に出て、午前10時20分頃にこちらの店頭へ到着すると、約20人もの行列が出来ておりその後ろに着いた。

昨年辺りは午前10時開始だったので既に営業しているかと思いきや、今年は午前11時からと表示されていた。なおその上には、昨年末に営業時間が変わったらしくその案内があった。

昨日の元旦はまた元旦限定の伊勢エビラーメンがあったらしく、そんな表記もそこに案内されていた。

昨年二日の同じ日に来て出だしだけその元旦限定が提供された情報があったので、実はその時よりも早くやって来た私だったが、総武線電車に遅れが生じて予定よりもやや時間が経過していた。

それでも淡い期待は消えずに、並び待ったのであった。10時40分頃突然に列が動き、前方を見ると早く営業を開始していた。そして並んでおよそ1時間後に自分の番がやって来た。

一人出て来たので中へ入ると、ちょうど店主が海老つけとある限定らしきメニューを剥がしていた。なんと。直前にその提供が終わった事を悟った。ふと見るとまた塩ラーメンもやってるし、今日もそれで行こうかなんて考えるしかなかった。

とか思いつつも心は、残念無念の嵐が吹き荒れた。すると私のひとり前の方が「その海老つけまだ注文出来るの?」と聞いている。すると店主が「まだ2〜3人分はあるよ」と言われ、その方はその限定をオーダーしていたのだった。

おお、もう私の目の前には花が咲き乱れ、そして小鳥がさえずり、頭上に羽根が付いた小さい天使が何人も現れた。いやいや心は滝涙状態。そこにお店の方がさりげなく私に注文を聞いて来た。そこで出て来た言葉は「私も、そ、それ」と言うのが精一杯だった。

昨日は伊勢エビの特製ラーメンだったようで、それに対して今日はその伊勢エビの食材に甘エビも利用した海老つけらしく、言わば今日だけの超特別限定なのか。これは大変ラッキーだった。

何気なく待っていると、先客の方で周辺に住んでおられる感じの初老の方が、こちらのつけめんを食し終わったようで、頻りにその美味しさを店主に褒めたたえていた。

すると店主がお礼の言葉の後に「一年に一回来れば満足できる美味しさですよ〜」と言われていて、思わず何とも耳が痛かった。程なく到着。

麺だけ口にすれば、これぞ迷いの無い麺職人の激旨麺。汁に浸して行かせて貰えば、いやいやいやいや美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

伊勢エビの風味にその海老味噌のうま味も感じられるもので、なんと言う美味しさなことか。あまりこうした限定を追わない私だが、普段の旨みに相乗効果が足されたもので、とっても良かった限定であった。

麺を少しだけ残してスープを貰い、伊勢海老風味のラーメンとしてフイニッシュを楽しませて貰ったが、これがまた大変にうんまいラーメンとなった。もう気が付けば完食。明日から六日までお休みの模様。いやいやいや美味し新春限定、ここに在りだった。

(左フォト) 新春限定・海老つけ(汁・麺)/すぐ目の前には神田川 (2010.01.02)







TVさえ点ければ正月気分になるそんなご時世で、今日も晴れ渡る青空が地平線まで続く、二日め金曜日の三が日だった。そう言えばここ数年、獅子舞いを見ない、年明けの様な気がする。

時に子供の頃と言うと、大抵の駅前の商店街は、シャッターが閉まる店舗ばかりで、何も出来ずにTVを見ているしか無かった記憶がある。昔から正月と言えば一般的な店舗はお休みで、今でもかなりの外食店など休業となっている。

十数年前位からだろうか、それでも大手企業を中心に正月でも営業する様になり、随分な数の店舗で営業しており、何と有り難い事なのだろう。そんなこちらも営業していると言う事で、昨日は元旦だけの特別ラーメンで、伊勢エビ出汁のラーメンが提供されたらしい、そんなべんてんさんへ出掛ける事にした。

また総武線東西線ルートで、何処からともなく出汁が香る街の高田馬場駅で下車し、店頭に到着したのは午前十時半過ぎの事だった。

おお、およそ二十人強の外列が、神田川に沿って今日も出来ていた。その後ろに着いてから五分も経つと、グループ客らしき方々がぞろぞろ来た事もあり、10人近くが後ろに並び、これまたタイミングが良かった様だった。

とは言え、神田川の上流から北風が吹いて来て、これが結構な寒さだった。一人出て来る度に、もっと出て来てカモンカモンと、つい思ってしまう私だった(おいおい)。

およそ五十分程で入店でき、一番右手の空いたカウンター席に着席。先日訪問した頃から、こちらの塩ラーメンを是非食したいと思っていて、前回たまたま売り切れだったのか無かった。

今回はそのリベンジも実はあったが、引き戸を開けて席に向かいながらメニューを見ると、その塩ラーメン850円のメニューインフォがあった。思わず心の中で「よっしゃあ」と、唸ったまでは良かった。そしていつもの調子でオーダーを言おうとしたが、冷水のコップが来てからオーダーを告げるルールを思い出し、しおラーメンの「し!」で、声をなんとか止めた。

そんな訳で、しばらくの間だけその「し!」が、店内を漂っていた気がした、店内の空気だった(たすかに)。冷水が来て、つまらせていたオーダーを告げる。程なく到着。

おお、もう見るからに見るからに美味そうな、べんてんさんの塩ラーメンだった。食べたいと思ってからここまで、何度こちらの常連さんらしい某サイト様の画像を見て我慢した事だろう。何とそちらによれば、本日も朝一番だけは、若干特別ラーメンがあったらしい。

さてと行かせて貰えば、魅惑の世界が広がる美味しさ。もう、美味い美味い美味い、もうこれが美味い。なお今回から「美味い」一つは、「旨い」三つに相当する事にした。

まったりと来る、何とも表現しがたいトロミ感に、こちららしい麺の面持ちの相性の、絶妙さが素晴らしい塩ラーメンで、中に入るネギのうまみの良さの、表現がまた素晴らしいもの。

こちらのお店の全てが入っている様な、そんな福袋的な感覚を持つ感じもあり、そう言った意味では正月三が日には、ぴったりなラーメンとも言えた。気が付けば、完食だった。いや、もう、とんでもなく、美味しかった。

(左フォト) 塩ラーメン/同ラーメンのアップ画像 (2009.01.02)






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秋らしくもあり、夏らしくもあり、まるで小田和正と山下達郎が道端で、世間話しをしているかのようなそんな季節。

陽射しが出ずに湿気が高いものの、本降りの雨は落ちて来ない、九月半ばの三連休の最終日だった。

昨日は篠崎のラーメン店へ行った後、自宅に戻ってレポをサイトに上げ、夕方から十条の嫁さんの実家にも出掛けたりした。

そんな折り、夕暮れの高田馬場の街を行き過ぎこちらがふと過り、そして帰宅後に夜のネット徘徊でも、こちらのラーメンが現われた。

そう言えばこちらでは、いつもつけめんばかりだったが、一度ラーメンの方を食して見たくなった。

以前訪問した時には、塩らーめんなるメニューもあったし、それも悪くないなと、誰もが持っているであろう「べんてんへ行きたいぞレベルメーター」の(おいおい)針がフルを振り切り、自動的に訪問モードにスイッチが入った。

そんな訳で本日は、こちらへ出掛ける事にして、JR高田馬場駅へ降り立つ。

こちらの山手線ホームの発車チャイムは、往年人気アニメである鉄腕アトムの主題歌が利用されている事でよく知られている。

駅から近い場所に手塚プロダクションがある事からだが、漫画の中でお茶の水博士が所属していた科学省が、高田馬場にあった事はあまり知られていない。

駅から神田川に出て道沿いを歩けば、見慣れた暖簾に川沿いに出来た行列が見えて来る。午前11時45分頃に到着。

この数年で随分と人気ラーメン店が高田馬場に出来たものだが、それでもこちらの人気は微動だにせず、今日も相変わらずのざっと20人強の行列が待ち受けていた。

運よく陽射しが陰っており、川の防護柵にもたれる事ができ、絶好の人気ラーメン店行列並びだった。

あと7〜8人となると、ガードレールが丁度良い高さの椅子となっており、しばしそこに座る感じで待つ事ができる。

多少空に明るさが増したと思ったら、雨がポツリポツリと来たが、本降りとは成らず、およそ一時間程で入店。

座った席は一番右端の、座席番号1番で縁起良さそう。塩らーめんのインフォが無く、お聞きすると今はやってないそうで、それならばとタマにしかオーダーしない、チャーシューメンを(おいおい)お願いした。程なく到着。

おお、らーめん系もまた、比較的ボリューミーな、こちらだった。それではと、行かせて貰えばそれはもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い、旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

粘度も感じるスープは、醤油に生姜と合わさった煮干しらしい風味感が、何とも日本の良き原風景が心に広がるような感動があり、それ程に口内に染み渡る美味しさと言えた。

チャーシューも素晴らしく、メンマも絶妙な食感と味付け。気が付けば完食だった。

さすがなべんてんサンのラーメンだった。麺量がとても多かったが、それでも250g超え程度かなと思いお聞きすると、つけめんと同じ麺350gだそう。

(左フォト) チャーシューメン/店舗外観 (2008.09.15)


遅咲きの白梅の花が、薄曇りの大空に同化し、時折り射す薄陽は、陽炎にはまだ程遠いものの、春近しを予感させる水曜日。

そんな今日は一月下旬に一度フラれ、今度こそリベンジとその某店の店頭に立てば、嗚呼なぜかまた臨時休業のインフォメーション。

さっき買ったばかりの、漫画雑誌コミックチャージが、思わず脇下から擦り抜け落ちてしまった。そんなわけで、先日フラれた時と同じ様に、高田馬場へ出た私だった。

そして、ふとこちらを思い立ち、改札を出て神田川方面へ向かう。腕時計を目にすれば、午前12時20分過ぎ。

さぞかし10人以上の、長い列が待っているんだろうな、とか思いつつ角を曲がる。すると神様弁天様で、何と並んでいるのはお二人だけ。これはラッキーと言うしかなかった。

またここへ来る時は、某店経由だなとか思いつつ(おいおい)、後ろへ着き程なく入店。

中に入り、開けた引き戸を閉めようとすると、逆の引き戸を閉めてしまった様で、「あ、それだと逆です」と初入店した時と同じになり思わず苦笑。

空いた一席に腰掛け、つけチャーシューを普通盛りでオーダー。塩ラーメンが随分と人気で、オーダーが出ていた。程なく到着。

言わずと知れた名店の旨いつけ麺で、やはりここはもう、旨い旨い旨い旨い、旨い旨い旨い旨い旨い、いや、おいすィラ(ラーメン王子ネタ)。

太くたくましい麺なのに、繊細にも感じ取れるこの喉越し。汁は生姜のらしさが、どこよりも饒舌になりそう。気が付けば完食(終わりかい)。

やはりスープ割りも風情があり、さすが相も変わらずの旨さだった。精算して外に出れば、それでも六人程度の外列。

たまたまなのか、以前よりは新店攻勢で、そう待たなくても食せるのか。列が少なければ少ないで、また心配になるラヲタの性。 いや、ズバドバン!と良かった。

(左フォト) つけチャーシュー普通盛(汁・麺) (2008.03.05)



まるで、良い思い出なんて、そう無かった青春時代だったと、誰もが振り返る様な、陽が隠れてしまった日の、月曜日の天気。 曇り空で見る桜は、どこか紅さが、失われて淡白いものの、ひらひらと、花弁が風にそよぎ始め、その足下に見る桜色の絨毯が美しい、卯月に入った日の休日。四季が豊かな日本の、春にいつも決まって大木から、花を咲かせる桜が、今年も美しい風景を繰り広げる。

そんな日に、矢も楯もたまらず、またこちらへ行きたくなり、前回と同じルートで店頭に到着する。こちらの9人の外列の、後ろに流れる神田川には、上流から流れて来た、大量の桜の花弁が浮く。しかし神田川は、神田川。「べんてん」と言えば、弁財天を表すインドの女神だが、こちらは神田川沿いの、人気行列店。

常連さんが多かった所為か、10分ちょっとで入店できる。空いていたのが奥の角席で、左利きとしては、これはベストな席。電車の中で考えていた、つけめんの中盛りでお願いする。考えるに、このオーダーが、二郎を連食できない私にとって、ベストなのかもすれない。程なく到着。

いつもの様にデジカメで撮影。そして箸を持てば、やはり隣りの方とぶつからず。 まず、麺だけ。おおお、もう既にうっとり。そして汁だけ啜れば、いやいやいやいや。 で、がっつり。 これはもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。これぞと言う麺に、汁のさりげなさがたまらく良く、 どうにもとまらない♪は!、だった。気が付けば、お隣りの普通盛りの方を抜いてしまったのを、意識しつつ完食。スープ割りも、まず良かった。いや、この季節も、旨かった。

(2007.04.02)

今年行き忘れた所はないか、と頭を巡らせる。おお、あった、こちらだった。陽が出てやや気温が上がり、穏やかで過ごし易い水曜日の午前中。そんな訳で都営新宿線の電車に飛び乗り、九段下駅で東西線に乗り換え高田馬場駅に到着。20数年前の20歳になった頃、高校時代の友人が、この近くの短期大学に入学した関係で思い出深い場所。神田川に出ると、かぐや姫の歌が、自然に出て来る。 あなたは、もう♪ ・・・ と、鼻歌をしてると、こちらの川沿いに出来た行列が見えてくる。

午前12時半、おそるべしな18人の後ろに並び立つ。今日もかなり待ちそう。おお、いかにも手作りと言う、暖簾が入口に掛かり、そこには「麺」「太」「濃」「多」「美味い」に、べんてんの店名。常連さんのプレゼントだろか?その文字は、こちらの特徴をしっかりと表していた。

まるで滝沢馬琴の、八犬伝の仁・義・礼・智の様で、差詰め残りのキーワードは、「肉」「菜」「骨」と言った感じか(勝手に決めない)。おお、水晶に肉の文字があ、である(遊ばない)。今日もやはり、つけチャーシューに決めた。こ、ここの中盛りは、今日こそ封印したい。

それにしても川のせせらぎが、心を和ませてくれる。そしてお店の風下に位置する列には、ダシの香りが運ばれて来る。長い待ち時間に、良い香りでお腹もワンランク空いて来る。あ、なるほど。自分が中盛とつけ足す真意が見えた。せせらぎ、ダシの香り、ゆっくり動く列。

三拍子揃うと、人間心が動くと言うもの。35分くらい待って自分の番となって入店。席に腰掛け、つけチャーシューをオーダー。自分の前のお店の方に、さりげなく暖簾は常連さんのプレゼントか、確認したところ大外れで、マスター自ら作り上げた暖簾だそう。普通盛りは、麺350gの様。程なく到着。

ひとたび手をつければ魅惑の世界、べんてんワンダーランド。麺はダシスープも茹で湯に入れて、麺だけでもかなり美味い多加水系自家製麺。つけ汁は、もううっとりな程の旨みあふるるもの。そしてチャーシューは柔肌の如く柔らかく、もうもう、これは旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。気が付けば麺とチャーシューが消えた。

スープ割りも豚骨が、いい味だしてやはり絶賛もの。ドンブリを渡して精算。店主に「ごちそうさま」と告げると、気合いの入っておられた店主が、一転してありあまる、にこやかな挨拶で嬉しいご対応。気持ち良く外に出て、神田川横の道を歩き行く。 ・・・あ、カウンタ拭くのを忘れた(おいおい)。いや、ズバン!と、美味かった。

(2006.12.13)

     
JR高田馬場駅早稲田口下車徒歩圏内。 2005.10 つけチャーシュー中盛 2007.04 つけめん中盛(麺) 2007.04 つけめん中盛(汁)

秋の薄暗い雲が、大空に腰を下ろすここ数日。神田川も水かさが増しているだろうか、なんて思っていたら、こちらへ行く事を思いついた。最近高田馬場に来た時、遠巻きに列を眺めていたのもあったりする。ほぼ正午に到着すると、15人近い列が待ち受けていた。並んでいるあいだ、さて何を食べようか?、である。

またつけめんにするか、ラーメンで行くか、塩ラーメンもある様。チャーシューのせにするか、まっ何れにしても中盛りはやめておこう。そんな折り、前に並ばれている二人連れの方が、ここの中盛りはすごい、と言う話しをされていて、後ろで「たすかに、たすかに」と一人でうなずいていた。 

二人の会話を聞いていると、「おい、今日は中盛りで行くか?」 「ははは」 と乾いた笑い声に思わず納得。 で、やっと自分の番となり中へ入り、空いた席に落ち着く。お店の方がオーダーを聞いて来た。「つけチャーシュー、・・・ち、中盛りで」 は、しまった、言ってしまった。誰か止めて欲しかった(あほか)。ま、325gを二杯食べるだけぢゃないか、と自分に言い聞かせた(は?)。程なく麺約650gと、ドカ入れされた短冊チャーシューのつけ汁が到着。 

で、食べる。いや〜〜、もう旨い旨い旨い。もつちりした麺に、渋い旨みのつけ汁。こうした場合、食べて残る量を考えてはいけない。 と、判っていても、つい見てしまうのだった。 いつすか、ほうすん状態に陥りつつ、麺に食らいつくのだった。 これはある意味登山に似ている、なんて気を紛らわしつつ食らいつく。途中先に割りスープを貰い、また麺を中に入れ、何とか麺だけは完食。・・・同時にハテたのだった。 今度の土曜日は臨休らしい。おそるべし、べんてん。 わだ、べんべん♪

(2005.10.08)

今年は台風の当たり年なのか、頻繁に大型の台風がやって来る様で、また今夜あたり荒れる気配の水曜日。正午少し前、雨が降り続き、総武線電車も幾分すいている。電車の硝子窓が曇り、水滴が流れて行く。山手線が高田馬場に着く頃、行列が見える某店は10人強程度だった。下車してこちらに到着。神田川沿いにある、とても小じんまりとした外観のお店。折しも雨で神田川が増水しており、激流の川音があたりに響いていた。その川沿いに並ぶ様になっていて、6人の列の後ろに並ぶ。

高田馬場では件の某店がブレイクする前は、こちらの行列が一番長かったらしい。ただ今日は雨と台風接近で、おそらくどこの列も縮小気味だろう。少ない列だったが、盛りが半端で無いお店らしくしばらく待つ。人が一人出ると一人入って行く。神田川沿いのそんな列。また一人出て来た。 あなたは、もう♪ 食べたのかしら♪である。

20分近く待って入店。外の外観とはよそに、店内は意外に広かった。12席あるらしい。中に入って傘を畳み、引き戸を閉めると、「あ、それだと逆です」と言われ、あらららである。カウンタ席最右端のあいた席に腰を降ろす。メニューを見上げ、つけチャーシュー1000円にしようと決めた。

普通盛りで350gとあり、中盛りは100円増しで650gとあった。こちらは注文を聞かれるまで待つ作法の様で、「どうぞ」と来たので、それを500gくらいでお願いすると、中盛り少なめと言う事で注文を聞いてくれた。平成7年開業の名店として名高いお店である。「あ、それだと逆です」のお店の方の声が何度か聞こえて来た。どうやら恒例の出来事の様。程なく到着。

隣りの方の普通盛りを見て、こちらのを受け取る。おんにゃ?である。どう見ても爆盛りである。700g近い感じ。店内をデジカメで撮ったからか、これがこちらにとって500gなのか、とにかく出された以上残さず食べなくてはいけない。つけ汁には大量の短冊切りチャーシューが、どばばんと乗り別の意味で、うう、である。しかし一口すすると、チャーシューは柔らかく質感良く、汁は甘酢に香味野菜の風情も高いふくよかなもの。

そして麺が太ストレートの独特感高い自家製麺で、喉越し良くするすると入って行くのだった。と、思うのも前半だけで後半は、う、まだある・・・・・、おそるべし、である。趣向を変えようと、先に割りスープを入れて貰い、いい感じの魚介感でラーメンとして楽しみ丼の麺を消した。ややつけ汁の具を残しつつも、か、完食。

久々にクラクラしながら、支払いをしてお店を後にしたのだった。ここは普通の方なら、普通盛りで充分楽しめる事を知った、今日この頃だったのだった。それにしても、ウマ苦しい。お、おそるべし、べんてん、である。大盛は1000gらしい。初めての方は遠慮して貰っているらしいのだった。

(2004.10.20)