ラーメン あたみ 東京・神田



寒々とした空気が、冬の風情を映すものの、今日も好天が続く秋葉原界隈の、師走の12月も後半となった火曜日だった。

そんな今日は、以前から気になりつつも、復活営業を果たして、それから再訪問していなかった、こちらに出掛けて見る事にした。以前は九段にあり、実は不確かな記憶だが、その移転前の店頭を見た気がする。

本格的にラーメンに憑かれてから、既に六年もの歳月が流れたが、今だからこそ判るラーメンなのかも知れないと、店頭に立つ私だった。

黄色いビルに入り、少しだけ奥まった、場所にあるラーメン店。黒い暖簾には、ラーメンの太い赤文字。そしてその右下には、ともすれば見落としてしまいそうな、「超本格派」の文字が今も変わらずにあった。思えばこの烙印的なデザインに刻まれたその文字は、気恥ずかしさが先にたつあまりにも小さいもの。

中に入ると、ちょうど目の前に店主がおられる、カウンター席に案内を受けて着席。やたら大きいメニューを一目してから、醤油ラーメン600円に半チャーハン250円も注文した。

後続客が続いて、盛況さが増して行く。五十代の諸先輩の方々が、比較的沢山おられる店内だった。ふと見ると、これまた小さな文字で、「麺は当店自慢の手打ち麺です」とあった。程なく到着。

おお、支那そばと言う言葉が似合いそうな、あっさり醤油系のラーメンには、半裁の味玉子にワカメとメンマ、刻みネギにチャーシューが入っていた。

それではと行かせて貰えば、これがもう旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。まさしく五十代に指示されているのが判る風情があり、じんわりとうま味が来て、心がしみじみと和む良さがあった。中太平ちぢれの手打ち麺が、また素晴らしくもっちりして、卵を利用している感じで、プリプリしてもいて良かった。

京一郎は、知らなかった(おいおい)。ラーメン程その良さを、ネームバリューでは表わせない、料理は無いと言う事を。

チャーシューも相変わらず良く、前回の時にその良さが判らなかった自分を悔やんだ。半チャーハンもまた、やはり焼き飯らしい良さで満ち溢れており、気が付けば完食だった。

数年前の長期に及んだ休業は、体を壊されての事だったそう。是非とも御自愛頂いて、今後も頑張って営業して欲しいと思う。いや、とっても良い、ラーメンだった。

(左フォト) 醤油ラーメン/半チャーハン (2008.12.16)


 ラーメン あたみ        住所:東京都千代田区鍛冶町1-5-4内田ビル1F

 定休日:土曜・日曜・祭日  営業時間:11:30〜14:30/17:30〜23:00

 アクセス:JR山手線他神田駅南口下車。改札口を左に出たら、線路沿いに新橋方向へ直進。横断
       歩道を渡り左斜め前方の日銀通りへ進み、三つ目の左路地を入り少し歩いた右側。
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黄色い外壁と看板が目印のラーメン店。 暖簾の右下には、「超本格派」の文字。 意外と大きい、このメニューボード。 2004.01チャーシューメン(醤油)

雪かと思えば雨である。一月に降る雨。その雨も正午前にはやむ。そろそろあまり紹介されていない、お店へ探麺活動をするかと、こちらを見つけて入店。以前、某掲示板で某ハンドルネームの方の書き込みでその店名を知り、頭の片隅にあったお店だったりした。

やけに印刷の凝った暖簾に、「超本格派」の文字が怪しさを醸し出していた。中はカウンタ席に客席で、20席位の比較的広い店内。個人経営が色濃く出た雰囲気。ほぼ満席で奥の一番大きいテーブル席の一つに案内され着席。醤油チャーシューメン750円に、半チャーハン250円をメニューから選びオーダーする。

半分近い方のラーメンが出ておらず、タイミング悪くしばらく待つ。九段の方でお店を構えていたが道路拡張の為立ち退く事になり、昨年10月にこちらへ移転して来たらしい。麺は自家製手打ち麺との事だった。醤油の他に味噌味もあり、夜は塩味もあるらしい。注文したものが到着。

半チャーハンが先に来て、チャーハンというよりは焼き飯という感じで、焼きオニギリを食べている錯覚にとらわれる味であった。そしてラーメンも来た。湯(スープ)は鶏油を軽く効かせたあっさり醤油仕様。麺は自家製と言われないと判らないまずまずの麺で、かん水を感じない分良かった。

そしてチャーシューが大絶賛に良かったのだが、食べ終わる頃には口の中に違和感のある油の膜が張り、スープの所為の様。味付け的には好みのタイプで、こだわり無い頃だったらチャーシューが良い分、再訪して満足していたであろう。

(2004.01.19)


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