番外編
ごはん処 あだち 東京・秋葉原





冬の風が常緑樹の葉と、正月飾りを揺らしていた、一月・睦月上旬の、晴天の火曜日だった。何やらアキバに、ご飯が爆盛りの、サービス満点のお店が、かなり昔からあるらしい。

私の場合、長いこと秋葉原の家電店で働いていたが、外商営業の外に出る営業を受け持つ部署に殆どいた事もあり、全然知らずに今までいたのであった。

しばらく前に、そんなこちらのお店について知る機会があり、それなら行って見ようと、本日入店する事にした。

店頭へ正午少し前に立つ。隣りには九州じゃんがらがある位置関係のお店だった。「アキバでボリュームNo1」の文字が入り口で躍っていた。

早速店内へ入ると、一番手前に先客が一人おられた。何やら凄い定食を食べておられる。壁のメニューリストを見ると、どうやらあだちランチセットと言う内容のものだった。

それでは私は他のにするかと思い、お店の親父さんに、肉野菜炒めのランチセットをオーダーした。

すると入店は初めてかと来たので、素直にそうですと答えると、件のあだちランチセットがお奨めと言って来た。

ご飯の量は少なめにも出来るとの事で、まあそれならと言う気になり、そんなにお奨めならバリュー感もいいのだろうと、そちらにオーダーを変更した。

たまにはこんな風に、私の様なガタイのいいお客さんを見ては、奨めているのだろう。程なく到着。

しきりに調味料の説明をしてくれ、ソースと醤油を間違えない為のご配慮なのか。

それをお聞きした後で、デジカメで定食を撮影していると、それを見つけられてしまった様で、見ると親父さんの顔がこわばっている。これはきっと怒られるに違いない。なんと言い訳しよう(おいおい)。

そう思っていると、写真を撮るならご飯の量を大盛りにしておくべきだったなと、腕を組みながらつぶやいていたのを、聞き逃さなかった私であった。おそるべし、ごはん処あだちサンだった。 

さて、それではと口にして行けば、おお、やはりご飯が少なめとは言え、かなりのボリュウム感のインパクトある定食。

思わず見ただけでたじたじとなってしまったが、口にすれば鶏の唐揚げに天ぷらに卵焼き等と色々入り、ご飯共々結構な美味しさ。

これを奨めて来られた時にお聞きしたのだが、昔は秋葉原に市場があった時に、その建物の中で営業していたそうで、そこが移転する為にここへ引っ越して来たそう。

お店の創業は、六十年近い事を教えて貰ったが、なるほど美味しい訳である。

少しすると、後続客が入って来た。普通の体格がだが、全く私に言った同じ事を、一言一句変えずに流暢に言っている。続く後続客にも同じで、それを聞きながらの食事となったのだったのだった。

とは言えその味はやはり美味しく、ジャガイモのサラダにコロッケとイモが続き、そこら辺は何だが、隣りにおられた常連さんをさりげなく観察していると、焼き魚のランチセットを食しておられた。

そこには普通では考えられない大きいエビフライが、プラス一品サービスのおかずとして提供されていたのを私は見逃さなかった。

そんな風に常連さんを大事にしている所を見ると、やはりさすが創業六十年の素晴らしいお店と言うしかなかった。

夜は居酒屋となって営業している、ランチタイムの定食に爆盛りランチがある、そんな秋葉原の人気店であった。

(左フォト) あだちランチセット/店頭メニューインフォ/店舗外観 (2009.01.06)


 ごはん処 あだち

 住所:東京都千代田区外神田3-11-6  定休日:未確認  営業時間:未確認

 アクセス:JR山手線他秋葉原駅電気街口下車。中央通りを右へ進み、昌平小学校へ向かう
       左路地を入り、少し歩いた左側。


    

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